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大人の発達障害とは?どこで診断する?精神障害者保健福祉手帳とは?

近年、耳にすることが増えてきている「発達障害」。

昔はそんなのなかった。

そうではなく、やっと「発達障害」と呼ばれる症例が詳しくわかってきたのではないでしょうか。

 

大人にも発達障害の人はいます。

また、子どもの頃、症状が軽かったなどで大人になるまで気づかなかったけど、

この特徴って…など、

大人になってから気づくこともあります。

 

今回は「大人の発達障害」について調べてみましょう。
 



 

大人の発達障害とは?

前回、発達障害についての記事を挙げていますが、

「発達障害」は複数の障害を一つのカテゴリーにまとめた総称です。

 

発達障害の分類として以下の4つの種類があります。

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害)
ADHD(注意欠如多動性障害)
LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)
DCD(発達性協調運動障害)

『大人の』とは主に大学生以降になってから気づいた場合に用いられています。

症状は子どもの発達障害と同じです。

 

しかし、ここまで『個性』『特徴』『性格』として扱われる程度の症状であったことが多く、

就労しづらさなどを本人や周りが感じて初めて診察に行ったことで診断されます。

ASD(自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群・広汎性発達障害を含む)

ASD は人との関わりやコミュニケーションに困難が表れているのが特徴です。

興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特の行動や振る舞い、こだわりが見られることもあります。

また、感覚が人よりもとても敏感なことがあり、逆にほとんど感じない部分がある人もいます。

ASD の主な症状と特徴

〇グループでの業務・活動が苦手
〇やり取りがうまくかみ合わない
〇伝えたいことを言葉にまとめることが難しい
〇人の話に関心を持てない
〇自己流で物事を進めたがる

ADHD(注意欠如多動性障害)

ADHDは、うっかり間違いが多かったりじっとしていられなかったりなど、

いわゆる「不注意、多動・衝動型」といった特徴・症状が表れているのが特徴です。

場合によっては「不安」「うつ」などの二次障害を発症される方もいます。

ADHD の主な特徴

〇細かい注意を払うことができない
〇注意を持続しつづけることが難しい
〇忘れる・抜け漏れることがある
〇順序立てて課題を進めることが難しい
〇ソワソワと手足を動かしたり、座っていてもモジモジ動いてしまったりする

LD (学習障害)/ SLD(限局性学習症)

単にお勉強が苦手ということではなく、

「認知能力」や「聞いたことや見たものを処理する能力」に凹凸があり、

結果として読み、書き、計算が苦手として表れているのが特徴です。

 

幼少期にはLDであることがわからず、

年齢を重ねて学童期以降、求められる水準が高度化するにしたがって症状が目立ち始めて、

その時になってはじめてLDであることがわかったというケースもあります。

LD / SLD の主な特徴

〇文字や単語、文章を読むときに正確でなかったり速度が遅かったりする
〇読んで意味を理解することが難しい
〇発音が正確ではない
〇文字や文章を書くことが難しい
〇数の概念、数値、計算を学ぶことが難しい

DCD(発達性協調運動障害)

不器用さや身のこなしの不自然さが見られるのが特徴です。

協調運動の発達の障害で、全身の動きや手先の器用さの不全状態があります。

 

単に運動が苦手というだけではなく、食器の使用・着衣・整容・運転などの日常動作から、

構音・嚥下・姿勢保持などほぼ無意識におこなう動作までが影響を受けることがあります。

DCD の主な特徴

〇身体を動かすことが苦手。特に野球やサッカーなど球技は嫌い
〇身体の動きがカクカクしている。ロボットのようだと指摘されることがある
〇手先が不器用で細かな作業が苦手だ

ではこのような症状があるなと思ったとき、自分や周りの人が発達障害ではないだろうかと感じた時に、

どこに診察を受けに行けばいいのでしょうか?

大人の発達障害とは?どこで診断する?

大人になってから発達障害を疑ったとき、相談に乗ってくれる機関は残念ながらまだ多くありません。

 

しかし、全国に「発達障害者支援センター」があります。

 

全国にあるこちらの支援センターでの相談・支援実績は令和元年のデータでいうと

19歳以上に限っても26,547人と本当にたくさんの「おとな」が相談や支援を受けている実績があります。

 

これに併せて子どもの発達障害児も相談・支援を行っていますから、安心して相談できるのではないでしょうか。

 

また、各地域の保健所・保健センターで相談をすることもできます。

 

病院に相談、と考えられた場合には「精神科」「心療内科」がある病院ということになりますが、

「おとなの発達障害」の診断や対応を行える病院はあまり多くなく、

事前に各病院に確認の上、受診されることをお勧めします。

たくさんの病院が扱っているわけではないので、予約を取ろうと思ってもすぐに取れないこともあります。

 

しかし、しっかり診断してもらうことは

職場や家庭で不都合が生じていたり、過ごしにくさを感じていたりするのであれば

受診する価値はあるのではないかと思います。

大人の発達障害とは?精神障害者保健福祉手帳とは?

大人になってから発達障害であると診断を受けた場合、

精神障碍者保健福祉手帳の交付や、

専門的なサポートを受けることができる場合もあります。

「精神障害者保健福祉手帳」の申請方法は?

自治体の障害福祉担当窓口で書類をもらう

医療機関で問診、検査などを受け、精神障害者保健福祉手帳用の診断書を作成してもらう

必要書類を揃えて、自治体の障害福祉担当窓口へ書類を提出

申請から約2か月程度で発行される

*病院ではじめて診察してから、6か月を経過していることが条件

*有効期間が2年間で更新が必要

手帳を取得することにより、手帳の種類や自治体により異なりますが、

・就労に向けての援助
障害者雇用枠での就労が可能になる

・就職後、職場に配慮してもらいやすい

・さまざまなサービスや割引・給付が受けられる
公共交通機関の割引など

・各種料金の割引減免(有料道路、携帯電話の割引など)

・各種施設のサービス割引
レジャー・スポーツ施設で無料もしくは割引、または利用に際してのサービスや支援を受けることができる

・給付・税の減免や控除

・手当の給付

などがメリットとして挙げられます。

 

就労してから仕事面での困難を感じ、受診・診断を受けた方はもちろん職場にもよりますが、

職場に配慮してもらいやすい」というのが最も大きなメリットとして挙げられますね。

 

手帳を持つことにデメリットは特にありませんが、障害受容をきちんとできていない場合は、

心理的に落ち込む場合があるかもしれません。

 

障害だと診断を受けたことにより落ち込むことが考えられる人にとって

診断されることは大きなデメリットと言えるのかもしれません。
 



 

大人の発達障害とは?どこで診断する?精神障害者保健福祉手帳とは?

いかがでしたでしょうか。

 

大人の発達障害と子どもの発達障害が大きく異なるわけではないこと、

診断を受けた場合には精神障害者保健福祉手帳を取得することができることなどがわかっていただけたかと思います。

 

特に最後の手帳精神障害者保健福祉手帳を取得できる点については、

人によってはご本人が嫌な気持ちになってしまい、鬱などの二次症状が出てしまう、

ご本人はよくとも家族が良く思わないなどの点でのデメリットがよく挙げられます。

 

しかし、自分自身が生きやすくするための診断や手帳取得であれば、

初めの一歩の相談や受診は重要なことなのではないでしょうか。

 

これはあくまで個性であって「障害」というワードも今後取り除かれている動きもあります。

 

この診断や精神障害者保健福祉手帳取得が本人のために必要であるのかどうかをよく考えてみて、

生きやすく楽しい人生を送る手立てだと思っていただければと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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