あなたは「アイディアがあるのに実現する資金が足りない」
そんな時どうしますか?
今まではリスクを抱えて自己資金を投入するか、時間をかけて信頼を高めて
金融機関から融資してもらうしか方法はありませんでした。
しかし、今の時代は『クラウドファンディング』があります。
クラウドファンディングは夢を叶えたい人のために、支援者を募り
資金を調達する方法です。
今回はクラウドファンディングのやり方や、おすすめのプラット
フォームなどをご紹介していきます。
さて。プランは練った。あとは登録するだけじゃな
合理天狗くん、また新しいこと始めるんだね。今度は何するの?
商品化したい発明品があるので資金を募るのじゃ
すごい!新しいビジネスを始めるんだね。でも、銀行の融資ってそう簡単には審査に通らないんじゃない?
そこで利用するのがクラウドファンディングじゃ
クラウドファンディング!名前は聞いたことあるよ。でもどういうものだっけ?
簡単に言うとインターネット上のプラットフォームを介して複数の支援者を募り、資金調達する仕組みじゃ
皆最初はそう勘ぐる、では詳しく説明していこう!
クラウドファンディングとは?
クラウドファンディングとは何かを説明します。
クラウドファンディングとはクラウド(Crowd)=群衆とファンディング(Funding)=資金調達を組み合わせた造語じゃ。簡単に言うとインターネット上のプラットフォームを通じて不特定多数の支援者から資金を集める方法のことじゃな
自己資金だけだとやれることに限りがあるからね。趣旨を説明して賛同してくれた人から資金を調達する方法なのか
個人だけではなく、現在では中小企業が市場開拓や新規事業を目的としてクラウドファンディングを活用しておるぞ。これまでは確実性の不明瞭な新規事業などは投資してもらえず、自己資金を投入するか時間をかけて実績を作ってから融資を依頼していた。クラウドファンディングならば、賛同者から資金が集まればすぐに事業を始められるぞ
応援する方も手軽に参加できるところがいいよね。少額でもたくさん集まれば夢やアイディアを実現するお手伝いができる!
最近では、クラウドファンディングは資金調達だけではなく、テストマーケティングの手段としても活用されている。
新商品・新サービスを本格的に展開する前に消費者の反応を調査するのじゃ
なるほど!どれだけ賛同してお金を出してくれる人がいるのかわかるのか。クラウドファンディングは夢をかなえる以外にも色々活用法があるんだね
確かにクラウドファンディングは事業の立ち上げや夢の実現のために使われることが多い。しかし、クラウドファンディングの活用方法はそれだけではないぞ。次はクラウドファンディングの種類について説明しよう
クラウドファンディングの種類は?
では、クラウドファンディングの種類を説明致します。
クラウドファンディングは大きくわけて3つの種類がある。以下の通りじゃ
①寄付型クラウドファンディング
②購入型クラウドファンディング
③金融型クラウドファンディング
①寄付型クラウドファンディング
寄付型のクラウドファンディングは文字通り寄付をするためのクラウドファンディングじゃ。非投資型のクラウドファンディングで、主に被災地や発展途上国の支援、ボランティア活動のための資金集めに利用されておる
集まった資金は全額寄付されるため、基本的に支援者にリターンはない。しかし、手紙やメールによるお礼や写真などが送られることはあるぞ。支援者への報告として進捗状況や成果を公開していることも多い
使い道が謎で不安な募金も多いけれど、きっちり報告してくれるなら寄付した甲斐があるね
②購入型クラウドファンディング
こちらが一般でよく知られているタイプのクラウドファンディングになる。支援者にサービスや商品を購入してもらうことで、起案者が資金提供を受けるクラウドファンディングじゃ。プロジェクト起案者は目標額と期限を設定し、支援者を募る。リターンとしては、市場に出回っていない物やサービス、権利といった金銭以外の特典が設定されておる
商品やアイディアを提示して、ほしいと思った人がお金を出して買うっていうシンプルな形なんだね。リターンとして金銭ではなくプロジェクトに関わる商品やサービスが提供されるのか
また、大きな特徴として購入型ファンディングの募集方法は大きく分けて2つの方法がある。以下の通りじゃ
・All or Nothing型
・All In型
どういう風に違うの?直訳すると『全部かなしか』、『全部入れる』?
その通り。まずは、All or Nothing型。こちらは目標金額を設定し、達した場合にのみ支援金を受け取れる。目標金額に達しなければプロジェクトは中止され、支援金は支援者の元に返される。当然リターンもない
目標金額に達しなかったらプロジェクトがスタートしないってことか。じゃあ、All in型だと目標金額に行かなくてもプロジェクトが始められるの?
その通り。All in型は目標金額に達しなかった場合でも、1人でも支援者が居れば支援金を受け取れる。その代わり、プロジェクトは絶対に始めなければいけないし、リターンする義務も生じる
起案者側はプロジェクトの詳細を掲載する際には、実施を確約する必要があるんだね。ただ、目標金額に達しなくても始めるということは、最初からある程度の自己資金を用意しておかないといけないね
③金融型クラウドファンディング
今までの二つは金銭的なリターンがなかったが、投資型クラウドファンディングは支援者に金銭的なリターンが発生する。以下のタイプに分かれるぞ
・ファンド型
・株式型
・不動産投資型
・融資型
資金を運用したい人向けだね。方法が色々ある!
まずはファンド型じゃが、こちらは投資による分配金が支援者のリターンとなる仕組みとなっておる。
支援者が投資をするのは企業の特定の事業で、分配金はその事業の業績に応じて決まる
売上に応じて分配金が変動するんだね。ビジネスが成功するかどうかでリターンが大きく変わってくるね!
続いては株式型じゃ。個人の起案者ではなく企業がおこなう資金調達の一つで、個人投資家へ未公開株を提供する代わりに資金を募る仕組みとなっておる。投資家は出資先企業の詳細な情報を参考に投資を行い、非上場企業の未公開株を取得できるんじゃ
つまり、リターンとして資金提供先の企業の株式を受け取れるということか。投資した企業が上場したり、他者に売却された場合には利益が上げられそうだね
続いては不動産投資型。資金需要者が投資家から集めた資金で不動産を運用し、その収益が支援者へのリターンとなる
家賃収入が期待できるね!不動産売却時にも収益が発生する!
最後に融資型(貸付型)じゃ。資産運用の側面があるので、『ソーシャルレンディング』とも呼ばれておるぞ。こちらは複数の個人から資金を集めて、大口の借り手企業に融資する仕組みとなっておる
基本的には、クラウドファンディングで募集した時点で利率が決まっていて、毎月金利が支払われることになっておる。日々値動きがある金融商品ではないため、管理の手間は不要じゃメリットとしては、少額から始められること、金銭的リターンを狙えることじゃ。ただし、借り手が返済できない状態になることもありえますので、リスクを想定しておこう
融資先企業のデフォルトリスクがあるからね……。リターンや元本の保証はないって覚悟しておかないと
このようにクラウドファンディングには様々な形があるのじゃ。
次にクラウドファンディングを実際に始める際の流れについて説明しよう
クラウドファンディングのやり方は?
クラウドファンディングを実施する際、起案者側と支援者側それぞれの流れを説明します。
クラウドファンディングを始めるといっても、起案者側と支援者側ではやり方が違う。それぞれについて説明していこう。まずは起案者の場合の流れじゃ
クラウドファンディングプロジェクト開始の流れ 起案者編
1、プロジェクトの内容を考案し、目標を設定する。
まずは自分が何をしたいのか、そのために資金がどれくらい必要なのかをまとめるのじゃ。目標金額が決まったら、いつまで募集するのかも設定すること
まずは計画を練ることが大事だよね。支援者へのリターンの内容も考えないと!魅力的な内容じゃないと支援してもらえないからね
2、クラウドファンディングサイトに登録する。
起案者の場合、まずは掲載したいクラウドファンディングサービスを検討するのじゃ。クラウドファンディング業者は多数あるので、専門としている分野について調べて自分に合ったサイトを選択し、アカウントを作成しよう
飲食店専門だったり、地元を応援するプロジェクト、女性限定サービスなどじゃ
3、プロジェクトページを作成する。
起案者は必要に応じて担当者と相談しながら、クラウドファンディングのプロジェクトページを作成、公開する
支援者が支援するかどうかはプロジェクトページにかかっているよね!いっぱいアピールしないと!
投稿するプロジェクトの内容は下記のようなものじゃ
・タイトル
・カテゴリ
・目標金額
・プロジェクト概要
・リターンの内容
・問い合わせ先
4、クラウドファンディングサービスの審査を受ける
通全審査はあるよね!合格できなかったらプロジェクトが始められない!
5、プロモーション活動を行う
プロジェクトページが公開されたら、広報活動を行い周知しよう。ホームページやSNSで拡散してたくさんの人に知ってもらうと良いぞ
宣伝頑張らないとね。広報誌を利用してもいいね。ツテがあったらマスコミに取り上げてもらうといいかも!
6、資金が調達できたらプロジェクトを実行する
資金が調達できたらプロジェクト開始じゃ。進捗状況は逐一、支援者に報告すること!
7、プロジェクト完了
プロジェクトが完了したらきちんと完了報告、活動報告をすること。All or Nothing型の場合、目標金額を達成しなければプロジェクトが中止になってしまう。実施するにしても、中止になるにしてもこまめに活動報告は行おう
クラウドファンディングプロジェクト開始の流れ 支援者編
1、 クラウドファンディングサイトに登録
支援者の場合もクラウドファンディングサイトへの登録から始まる。アカウントを作り、様々なプロジェクトを閲覧しよう
自分が支援したいものを探すんだね。地元専門とか女性専門とか応援したい人を探すのがいいかも
2、支援するプロジェクトを選択する。
サイトを閲覧したら、支援したいプロジェクトを選択しよう。リターンを複数用意しているプロジェクトもあるので、その場合は希望するリターンを選ぼう
プロジェクトページの内容やリターンの詳細をよく確認しないとね
3、 募集期間内にクラウドファンディングサイト上で決済する
支援金の支払い手続きを行おう。支払い方法を選び決済を行うこと
それは各プロジェクトによるが、下記のような方法が利用されているようじゃ
・クレジットカード
・銀行振込
・コンビニ払い
・携帯電話のキャリア決済
・PayPal
ただし、サービスによって決済できる方法は異なるのでよく確認しよう
4、リターン送付先情報を登録する
リターンを送ってもらうためには住所登録しないとだめだね
登録する内容は送付に必要となる住所、氏名、メールアドレスなどじゃ
5、プロジェクトの進捗を確認する。
決済が完了したら、支援したプロジェクトがどのように進んでいるかチェックしよう。All or Nothing型の場合だと、支援金が目標金額に到達せずに戻ってくる場合もあるぞ
プロジェクトが無事開始するといいね。目標金額まで到達してからも、終了まで見届けようね
6、 リターンが予定通り届くかどうかを確認
プロジェクトが遂行された後、リターンが届くのを確認しよう
リターンを受け取ったら終了だね!
全部のやり取りがクラウドファンディングのプラットフォームで行えるんだね
それだけにプラットフォームの選び方が重要になってくるぞ。
次はおすすめのプラットフォームについて説明しよう!
クラウドファンディングのおすすめサイトは?
クラウドファンディングのおすすめサイトをタイプ別に紹介致します。
①寄付型クラウドファンディングのプラットフォーム
・Readyfor Charity
URL:https://readyfor.jp/charity/
大型クラウドファンディングプラットフォーム『Ready for』内の寄付型クラウドファンディング部門じゃ。
主にNPOや学校などの社会的活動を支援しておるぞ。
また、アート系の活動も支援しておる
非経済的な取り組みだと宣伝にお金をかけられないから、こういったサイトがあると助かるね。
社会活動のお手伝いをしたい人も気軽に参加できて良い!
・ふるなびクラウドファンディング
URL:https://fcf.furunavi.jp/
こちらはふるさと支援に特化したプラットフォームじゃ
御パンダ「地元の支援をネットからできるんだね!地方創生に貢献しよう!」
合理天狗「支援のために使ったお金は所得税や住民税の対象から控除されるぞ。
効率的な節税方法としても寄付型クラウドファンディングは役にたっておるのじゃ」
②購入型購入型クラウドファンディング
・CAMPFIRE
URL:https://camp-fire.jp/
こちらは国内最大のクラウドファンディングプラットフォームじゃ。
公開前審査が簡易なので始めやすいぞ。
ゲームに関連したプロジェクトなどもある
最大手だから成功例がたくさんあるんだね。ジャンルも豊富みたい
・makuake
URL:https://www.makuake.com/
こちらは地方自治体と連携したプロジェクトに積極的なプラットフォームじゃ。
有名なお祭りやイベントを手掛けるなど地方活性化に力を入れておるぞ
なんだかさっきのふるさと支援に似ているみたい。
でも、購入型ということはリターンがあるんでしょ?
もちろん。市場への流通量の少ないレアなアイテムが贈られることもあるぞ。
リターン目当てに支援をするのも良いじゃろう
③投資型クラウドファンディング
・CREAL
URL:https://creal.jp/?utm_source=a8&utm_medium=affiliate&utm_campaign=002&a8=iPW5BP3UgAdvKs–lpdXrsqvmrs_dUWqlpdo3XJrLoVUgAWPGAOUdAWq2CFSOSjdloDRJ.W1lPW5Qs00000019962002
40億円もの投資プロジェクト実績を持つ、人気の投資型クラウドファンディングじゃ。
一万円から不動産投資が始められるぞ。
不動産の賃貸収入などを主な配当利益としておるので、安定性が高い
安定しているのは嬉しいね。でも、投資って知識が必要だしハードルが高いよ
CREALでは参加費が無料のセミナーが随時開講されておる。
投資について勉強した人にうってつけじゃ
・FUNDINNO(ファンディーノ)
裕福な人が創業間もない企業を応援するエンジェル投資が中心のクラウドファンディングサービスじゃ。
ユニークな企業を応援できるぞ
ベンチャー企業を盛り上げることができるんだね!
資産を運用しつつ、面白いビジネスにも関われる!
クラウドファンディングとは?やり方やおすすめサイトをご紹介します おわりに
いかがでしたでしょうか。
アイディアを実現したいけれども資金がない人。
支援する金額は少ないけれども誰かの夢を援助したい人。
2つを結びつけるのがクラウドファンディングです。
夢を叶えたい方は資金の問題で諦めるのではなく、仲間を募ってみたら
どうでしょうか?
また、誰かの助けになりたいけれど行動するのが難しいという方、
プラットフォームも介せば支援は気軽に始められます。
まずは登録から初めてみましょう。
例え少額でも支援者が多ければ夢の目標金額に到達できる!
熱心なプロモーションで支援者の心を掴むのじゃ
世の中にはまだ知らない面白いビジネスがたくさんあるんだね。
僕にできる支援は少ないけれど、お手伝いしてみようかな!
最後までお読みいただきありがとうございました。