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『繞道祭』って何?歴史や2019年の日程、アクセス情報をチェック

 

あなたは毎年元旦に奈良県桜井市で行われる『繞道祭』をご存知ですか?

 

え?その前になんて読むのか?

 

『繞道祭(にょうどうさい)』と読みます。

 

『繞道祭』が行われる『大神神社(おおみわじんじゃ)』は

 

三輪明神』の名でも親しまれ、

 

なんと、日本最古の神社と言われています。

 

平和の神、福の神、酒の神、薬の神として

 

信仰を集めている『大神神社』で、

 

古式作法により新しい火を起こすところから始まる神事

 

それが『繞道祭』です。

 

大和の正月は繞道祭で明ける』とまで言われる

 

年初の勇壮な火の祭典『繞道祭』、

 

日本人なら、いや、日本に住んでいるなら

 

一度は見てみたいと思いませんか?

 

そこで今回は『繞道祭』の

 

歴史や概要、日程、アクセス情報などをご紹介します。



繞道祭とは?その歴史をご紹介

 

『繞道祭』は『ご神火(しんか)まつり』、

 

または地元では『おたいまつ』とも呼ばれ、

 

国家や御皇室の安泰、国民の幸福や農作物の豊作を祈願する火祭りです。

 

その歴史に関する正確な資料は、

 

神事が行われる『大神神社』にも残っておらず、

 

その始まりは江戸時代からとも、それ以前からとも言われています。

 

毎年元旦の未明に行われることから、

 

全国でも『新年が明けて最初に行われる神事』として有名です。

 

『繞道祭』に用いられる『ご神火』は、

 

拝殿の東方、禁足地(※1)となっている『三ツ鳥居奥』で、

 

宮司に運び出されます。

 

運び出された『ご神火』は拝殿大床の燈籠に移し置かれたあと、

 

『繞道祭』が行われます。

 

祭典ではまず宮司による祝詞奏上の後、

 

『ご神火』を小松明に点した2人の神職によって、

 

拝殿前の3本の大松明に移されます。

 

そして、先入道(さきのにょうどう)・後入道(あとのにょうどう)

 

という2本の大松明(長さ約3メートル)と、

 

少し小さめの神饌(※2)松明の計3本を氏子の若者がかつぎ、

 

太鼓を打ち鳴らし、掛け声をかけながら、

 

神職と共に山麓に鎮座する摂社・末社(※3)19社の巡拝を行います。

 

『ご神火』が境内のご神火拝戴所に移されると、

 

待ちかまえた参拝者が先を争って持参した

 

火縄、カイロ、野外用のランタンなどに火を移しとります。

 

この『ご神火』をそれぞれの家庭に持ち帰り、

 

神棚のお灯明や雑煮の祝火に用いて1年の無事息災を祈ります。

 

ちなみに『繞道祭』の“繞(にょう)”は巡るという意味で、

 

松明が三輪山麓の道を駆け巡ることから

 

『繞道祭』という名前がついたと言われています。

 

(※1)禁足地 きんそくち
歴史的または宗教的背景から立ち入りが禁じられている場所のこと

(※2)神饌 しんせん
神社や神棚に供える、酒や食べ物などの供物のこと

(※3)摂社・末社 せっしゃ・まっしゃ
本社に付属し、その祭神と縁の深い神を祭った社(やしろ)のこと
格式では末社より摂社の方が上位となる



繞道祭の日程は?

 

2019年の『繞道祭』は、下記の日程で開催されます。

 

2019年1月1日(火・祝) 午前1時〜 雨天決行

 

『繞道祭』が始まるのは上記の時間ですが、

 

毎年大晦日の午後22時過ぎくらいから参拝客が集まり始め

 

午前0時になると大太鼓が境内に響き、初詣が始まります

 

各神社で神事を繰り返しながら、新年を新しい火で清め、

 

約5キロの道のりを祝って巡るため、

 

本社に帰ってくるのは夜明け前ごろとなります。



繞道祭へのアクセスは?

『繞道祭』へのアクセス方法は、下記のとおりです。

 

☆電車の場合

JR桜井線 三輪駅 から徒歩約5分

 

☆バスの場合

近鉄大阪線 桜井駅よりバス→三輪明神参道口下車 徒歩約10分

 

ちなみに普段は『大神神社』へのシャトルバスの運行もありますが、

 

『繞道祭』当日の運行は行なっていないため、注意が必要です。

 

☆お車の場合

西名阪自動車道 天理I.C.から約30分

 

京奈和自動車道 木津I.C.から約60分

 

東名阪自動車道 亀山I.C.から約95分

 

『繞道祭』では特設駐車場や臨時駐車場はなく

 

行事が行われる『大神神社』の駐車場も当日は駐車禁止となっています。

 

お車でお出かけの場合は『大神神社』から

 

少し離れた有料駐車場を使う必要があります。

 

『繞道祭』当日はJR・奈良交通バス・近鉄とも終夜運転されますので、

 

できれば公共交通機関でのお出かけをオススメします。



繞道祭 おわりに

 

今回は『繞道祭』の歴史や概要、

 

今年2019年の日程やアクセス情報などをご紹介してきましたが、

 

いかがでしたでしょうか?

 

日本人の古代からの浄火を重んじてきた信仰を現代に受け継いできた、

 

荘厳で由緒ある神事と言えますね。

 

ちなみに、昔は『ご神火』が拝殿前より担ぎ出されると同時に、

 

我先に持参した小さな松明に『ご神火』を移そうとするあまり、

 

参拝者同士で喧嘩になったことも多かったとか。

 

松明での叩き合いが起こってけが人が出たこともあり、

 

今は松明の持参は禁止されています。

 

無病息災を祈る神事で殴り合って怪我人を出すなんて本末転倒ですよね…。

 

しかし、逆に言えば『繞道祭』における『ご神火』には、

 

それだけのご利益や神聖性が信じられていたという考え方もできます。

 

2019年の元旦、一年の始まりには、

 

あなたもぜひ『繞道祭』に足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

文:星野貴史

 

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