お正月を迎える準備として欠かせない、正月飾り。
毎年、どんなデザインを選ぼうか、楽しいひと時ですね。
でも毎年、どうして用意しなくてはいけないのでしょうね?
しかもお飾りは結構お値段も張るし、
毎年買い換えないといけないのも、お財布に優しくない。
さらに家はマンションだから、玄関前に門松なんて置けないよ?
・・・等々、正月飾りについては、意外に知らない事が多そうですよね。
今回は、その辺しっかりと調査してみましょう!
(※)御パンダくんは以前、2019年のオススメおせち料理を選定していたのですよ。
詳しい情報は、当サイトの「おせち料理とは?由来は?いつ食べるの?2019年は作る?予約?」をチェックしてみてくださいね。
しょうがないな、まずは正月飾りの由来から教えてやるか。
正月飾りの由来とは?どんなものを、どこに飾れば良いの?
ではまず、正月飾りの由来について解説しましょう。
・・・とその前に、「正月飾り」って何を指すか、ご存知ですか?
実に、13種類はあるみたいですよ。
- 門松・松飾り
→家の門の前などに立てられる、松や竹を用いたもの。お部屋用にミニ門松も売っていたりします。 - 注連飾り(しめ飾り)・注連縄(しめなわ)
→神道における神祭具で、糸の字の象形を成す紙垂(しで)をつけた縄を指します。一般のご家庭では、神棚に飾ります。 - 玉飾り
→一般家庭にお馴染みの、玄関に飾るもの。注連飾りを輪の形に結んだものにワラを垂らします。 - 餅花
→ヌルデ・エノキ・ヤナギなどの木に小さく切った餅や団子をさして飾るもの。「まゆだま」とも言います。 - 輪じめ
→台所、トイレ、水道などの水回りに飾ります。玉飾りの簡易版。 - 床の間飾り(床飾り)
→床の間(とこのま)のあるご家庭では、生け花や掛け軸などもお正月柄にします。 - 座敷飾り
→書院造りの主室に作り付けられた、床の間・違い棚・付け書院・帳台構えなどの総称を指します。 - 掛け軸
→床の間などに掛けて鑑賞する日本画。お正月柄に架け替えます。 - 生花
→松・千両・菊・蘭・柳・餅花・万年青などが使われます。 - 神棚飾り
→向かって左手前にお米、右にお塩、中央にお水、一番奥左右にお酒を置くのが正月流。 - 鏡餅
→現代は切り餅が中に入っている鏡餅が便利ですね。 - 羽子板
→遊ぶのも良いし、飾るのも素敵。 - 破魔弓
→主に神社で頂ける(はまや)は、破魔弓(はまゆみ)と呼ばれる弓とセットになっている場合もあります。
正月飾りは、年神様を心から迎え入れるための準備として飾るものです。
今年一年の家族の健康や穀物などの農作物が豊作になることを約束してくださる神様ですから、
十分なおもてなしをしたいところ。
さて、正月飾りの由来ですが、上記の飾りによって、それぞれ意味を持っています。
門松は、神様が家を探す時の目印となるもの。
しめ縄は、太陽の神様である天照大神が岩屋に閉じこもらないように、
入り口に巻いたとされる話から。
鏡餅は、昔から鏡には神様が宿ると言われており、
お正月にやってきた神様の居場所として飾ります。
その他にも、一年の初めを神様に心地よく過ごしてもらうための工夫がたくさん。
正月飾りって、いつからいつまで飾る物なの?
正月飾りは、いつからいつまで飾ればよいの?取り外したその後は?
さて、色々な意味を持つ正月飾り。
いつから飾って、いつ撤去すれば良いのかは、毎年迷うところではありませんか?
まずは、飾るのを避けた方が良い日、というのがあります。
12月31日は「一夜飾り」。
神様に大変失礼とされています。
12月29日は「苦が待つ(末)」という所から、避けられることが多いです。
なので現代では、
クリスマスが終わってから12月28日までの間に飾り始めるのが良いとされています。
また、正月飾りを片付けるのは
「松の内」と呼ばれる日に下げるとされています。
「松の内」は地域によって異なり、1月7日の地域と15日の地域があるようです。
鏡餅は「鏡開き」に下げ、家族全員でその餅を食べるのが良いとされています。
関東では1月11日、関西では1月15日または20日になることが多いそうだ。
取り外したお飾りですが、〝どんど焼き〟にて処分するのがよいでしょう。
日付は地域の神社によって異なります。
また神社だけではなく、町内会や大型スーパー等でも扱ってくれる所もあります。
どんど焼きの火に当たる事で、その年一年は健康でいられると言った意味合いもあります。
ただ、お飾り販売業者の方の話によると「必ずしも毎年買い換える必要は無い」そうです。
何年も使いまわしたからといって、バチが当たるというシロモノではありません。
ただ、あまり使いまわし過ぎて汚れた飾り物を使うのも、
いまいち新年にはそぐわないですし、
何より作ってくれる方の労力を労うという意味でも、
出来れば毎年新しいものを購入してどんど焼きに出す方が
年の初めから良い事した気分になれますね。
正月飾りとは?由来は?どこにいつまで飾ればよいの? おわりに
いかがでしたでしょうか。
師走になると何かとやる事が色々あって、
ついついお飾りを出すのが遅れたりした事はありませんか?
お飾りをクリスマス以降に出すことを考えると、
大掃除等の他の予定も、逆算して計画できそうですね。
今年こそ年末まで余裕を持って計画的に仕事して、
ゆったりと新年を迎えてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。