【山梨】信玄公祭りとは？歴史や見所、アクセス情報をご紹介！

あなたは「信玄公祭り」に行ったことがありますか？

毎年、「信玄公」の命日である４月１２日の前の金曜日から日曜日にかけて

山梨県の甲府市で開催されています。

「信玄公」とは、戦国時代に活躍した武将「武田信玄」のことです。

信玄は現在山梨県が位置する「甲斐国」の守護大名でした。

彼にまつわるものとして、越後（今の新潟）の上杉謙信と戦った「川中島の戦い」や、

「風林火山」という言葉は有名ですね。

今から約５００年も昔に活躍していた武将の名前を持つお祭り。

今回はそんな「信玄公祭り」の歴史や見所、アクセス情報について探っていきたいと思います。

信玄公祭りの歴史とは？

「信玄公祭り」は１９４７年（昭和２２年）に山梨県観光協会と甲府市観光協会、

甲府市商工会議所の共同主催で行われた「桜祭り」にルーツがあります。

近代から現代へ。

戦後の日本は生活の在り方だけでなく、

交通網の整備などにより産業構造も変化していきました。

山梨県はそんな流れの中、観光業の発展へ舵を切っていきます。

そこで生まれたのが「桜祭り」なのです。

伝統行事や地域土着のお祭りとは違い、

行政が主導し山梨県と甲府市をPRするのが目的で生まれた都市祭礼なのですね。

お祭りに「信玄」の名前が付けられるようになったのは１９６６年（昭和４１年）のことです。

その名も「甲府信玄祭り」。

各地の伝統的な行事と、様々な企画を同時に行う総合イベントでした。

１９７０年に現在の「信玄公祭り」に変更されます。

その前年に放送された「天と地と」という「川中島の戦い」を描いた

NHK大河ドラマが観光客を呼び込む為の追い風となり、

現在まで至るお祭りの発展の礎（いしずえ）となりました。

騎馬行列を中心とした構成となったのもこの頃からです。

２０１５年には「世界一大きな甲冑行列」ということでギネス記録に認定されました。

今では有名な俳優を祭りの信玄役に起用したり、多くの協賛を集めるなど、

非常に大規模なお祭りとして甲府市の春を盛り上げています。

信玄公祭りの見所は？

「信玄公祭り」は３日間に渡り開催されますが、主なイベントは２日目と３日目に行われます。

最大の見所は、何といっても

２日目の１６時頃から１９時の間に行われる「甲州軍団出陣」でしょう。

信玄と「武田二十四将」という信玄に仕えた有名な武将らを中心とした

１０００人を超える武士による時代行列です。

舞鶴城公園のステージで「出陣式」をした後、

甲府駅前の「平和通り」という大通りを練り歩き、演技を行う姿は目を見張るものがあります。

３日目には「子ども武者行列」が行われ、活気あふれた行列を見ることができます。

行列以外にも、甲府駅北の「よっちゃばれ広場」では

１日目に「湖衣姫（こいひめ）コンテスト」という、「甲州軍団出陣」の中の

「湖衣姫行列」でメインとなる湖衣姫の役を決めるイベントであったり、

特設ステージの作られた「舞鶴城公園」で

「スーパー風林火山パフォーマンスコンテスト」や「空手演武会」など、

様々なイベントが終日行われ盛り上がりをみせます。

更に、商店街では「信玄グルメ横丁」と銘打って種類豊富なフードブースが展開されます。

おなかが空いたら是非立ち寄ってみてくださいね。

信玄公祭りへのアクセスは？

電車をご利用の場合

最寄り駅は「甲府駅」です。

車をご利用の場合

最寄りは中央自動車道の「甲府昭和I.C.」です。

下車後約１５分で「舞鶴城公園」に到着します。

信玄公祭り開催中は臨時で無料駐車場が設けられていますが、

であるため、車だと少々不便かもしれません。

可能なら電車でのアクセスをお勧めします。

＜二日目の臨時駐車場＞

※「甲府駅」までのシャトルバスあり。

＜三日目の臨時駐車場＞

• 甲府市役所西庁舎（９：３０～１８：００）

※これら駐車場情報は変更になる場合がございますので、詳しくはホームページをご覧ください。

信玄公祭りとは？　おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は「信玄公祭り」の歴史や見所、アクセス情報について探ってきました。

ギネスに載るほどの規模を持つ「甲州軍団出陣」もさることながら、

他にも「湖衣姫（こいひめ）コンテスト」や「空手演武会」など、

様々なイベントで賑わいをみせます。

あなたも是非一度訪れてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。