あなたは「下田黒船祭」をご存知ですか?
場所は静岡県の下田市。
下田は江戸時代に日米和親条約によって真っ先に開港させられたことで有名ですが、
開港に尽力した様々な人々の偉業を称え、
世界平和と国際親善に寄与するという目的のために始まられたお祭りが「下田黒船祭」です。
多くの着物姿の人々が町中にあふれるなど、
まるで開港当時にタイムスリップしたかのような雰囲気を味わうことができます。
また、花火大会や米海軍・海上自衛隊の音楽隊が出演するパレードやコンサートなど、
国際色豊かなイベントも目白押し。
毎年様々な楽しみ方が毎年多くの人々を魅了しています。
今回はそんな「下田黒船祭」について詳しく見ていきたいと思います。
下田黒船祭 2019年はいつ?
「下田黒船祭」は毎年5月の第三土曜日の前後の3日間に開催されます。
今年2019年は、5月17日(金)~19日(日)です。
祭りの
- 1日目・・・盛大な海上花火大会
- 2日目・・・記念式典や記念公式パレード
- 3日目・・・コンサート
などが行われます。
3日間を通して歩行者天国の中行われる「開国市」にも注目ですよ。
下田黒船祭の歴史とは?
江戸時代に行われていた鎖国。
日米和親条約がこれに終止符を打ち、下田が開港されたのが1854年のことです。
「下田黒船祭」が始まったのは1934年(昭和9年)。
ちょうど開国80周年を記念する年でした。
当初は2週間にわたり行われましたが、
その後、太平洋戦争が始まったことにより数年の中断を余儀なくされます。
しかし、戦後には見事復活を遂げ、今年2019年で80回を数えます。
現在は海上自衛隊やアメリカ海軍の参加協力もあり、
市を挙げた国際色豊かな一大イベントとなっています。
下田黒船祭の見所は?
日を追って見所を見ていきましょう。
5月17日(金)
- 米海軍主催墓前祭(場所:玉泉寺境内)
米海軍主催で「黒船乗組員の墓所」にて執り行われる墓前祭です。
- 海上花火大会(場所:下田湾)
花火シーズンの先駆けとなる花火大会です。
打上げ場所は4箇所あり、花火は絶えることなく打ち続けられます。
特に最後の5分は圧巻です。
中でも特許製法で作られている
「海上スターマイン」は下田黒船祭でしか見ることができません。
必見です!以下は2018年の様子、とくとご覧あれ!
5月18日(土)
- 記念式典(場所:下田公園) ※雨天時は市民文化会館
国際平和を祈って執り行われる公式行事です。
祈とうや日米国旗掲揚などが厳かな雰囲気の中行われます。
- 公式パレード(場所:下田公園下→裁判所前)
米軍と海上自衛隊が共同となり、日米両国の国際色豊かに行われます。
ペリー提督や幕末の武士に扮装した人々も行進しますし、
まるで幕末にタイムスリップしたかのような感覚になりますよ。
- 再現劇「下田条約調印」(一回目)
了仙寺にて行われます。
三日目の日曜には市民文化会館駐車場(雨天時、同会館大ホール)に場所を変えて
二度目の公演があります。
当時をコミカルに再現する時代絵巻です。
5月19日(日)
- にぎわいコンサート、にぎわいパレード
パレードの出発前に市民文化会館駐車場でコンサートが行われます。
パレードは、
- 海上自衛隊音楽隊
- 時代衣装や着物のイベントサポーター
- 米海軍音楽隊
などによって非常に賑やかに催されます。
5月17日~19日
- 開国市
お祭りの三日間を通して、町内各地で開国市と称した露店街が並びます。
着物姿での露店巡りも、お祭りを楽しむ醍醐味のひとつ。
町は様々な時代衣装に身を包んだ人々で賑わい、
大道芸や路上ライブなども盛り上がります。
楽しいイベントも盛りだくさんです。
「きずな広場」ではビアガーデンや、ステージイベントも行われますよ。
下田黒船祭へのアクセスは?
開催場所:静岡県下田市の各地
電車でお越しの場合
伊豆急行線「伊豆急下田駅」より徒歩圏内です。
車でお越しの場合
- 関東方面
小田原から国道135号線を通り、約2時間30分。
- 関西方面
沼津から伊豆縦貫道~伊豆中央道~国道414号線を通り、約2時間。
2つの無料駐車場をご紹介しましょう。
- 黒船祭臨時駐車場(無料)
320台駐車可
場所:稲生沢川の河口付近
- 道の駅・開国下田みなと(無料)
約200台駐車可
※黒船祭期間中の下田駅周辺は車の渋滞が予想されますし、下田市民文化会館駐車場には駐車できません。ご注意ください。
下田黒船祭とは? おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は「下田黒船祭」について見てきました。
新緑が萌えるころ、異国情緒も感じられるという珍しいこのお祭り。
あなたも是非足を運んでみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。