あなたは「桐生八木節まつり(きりゅうやぎぶしまつり)」をご存知ですか?
群馬県の桐生市で毎年8月に開催されるお祭りで、来場者数は50万人以上にのぼります。
この八木節まつりはその名の通り「八木節」がメインとなっています。
参加者たちは老若男女問わず
八木節音頭とお囃子に合わせながら、ひたすら激しく踊り続けるというお祭りなんです。
今回はそんな「桐生八木節まつり」について深く掘り下げ、
歴史や日程、アクセスなどをご紹介していきたいと思います。
桐生八木節まつりとは?
毎年、8月の第1金曜日から日曜日にわたり群馬県の桐生市で開催されるこのお祭り。
牛頭天王の祭礼である桐生祇園祭に加え、全日本八木節競演大会や
桐生八木節おどり競演大会が行われることから「八木節まつり」と名付けられています。
桐生市の本町五丁目交差点を中心に総延長約2.5キロメートルが歩行者天国となり、
毎年50万人を超える人手で賑わい、その来場者数は回を重ねるごとに増え続けています。
平成30年(2018年)の来場者数は62万人にのぼり大変な盛り上がりをみせました。
桐生八木節まつりの特徴はなんといっても「八木節」です。
3日間のお祭り期間中は
- 全日本八木節競演大会
- ダンス八木節
- 桐生八木節おどり競演大会
などが行われ、まさに八木節尽くしといえるでしょう。
さらに、町中に明るく装飾された櫓(やぐら)が設置され、
八木節音頭とお囃子に合わせながら櫓を囲んで参加者たちは踊り続けます。
屋台で食べては踊って、屋台で飲んでは踊ってと、
お祭りが終了するまでひたすら繰り返されながら、町中に八木節が響き渡ります。
特に最終日のクライマックスには本町五丁目の交差点は熱気に溢れた人々で埋め尽くされ、
八木節音頭で皆が一体となり力の限り踊り続ける姿は圧巻です。
近年では、東武鉄道「特急りょうもう号」で桐生市と直結している
東京都台東区浅草の六区内で桐生八木節まつりを再現した
「桐生八木節まつりin浅草」も開催され、注目を集めています。
桐生八木節まつりの歴史とは?
天正19年(1656年)に桐生新町三丁目(現在の本町三丁目)の衆生院の境内にあった
牛頭天王社の祭礼が行われていた記録があります。
この記録が最も古いことから、この年を桐生祇園際の起源と定めています。
その後、明治3年(1870年)の神仏分離令により衆生院は無くなり
天王社は八坂神社と改められました。
これにより、天王社の祭礼は八坂神社の祭典に移り変わります。
明治41年(1908年)には宮本町の美和神社境内に西宮神社が建てられたことにより
八坂神社は美和神社に合祀されました。
そして昭和39年(1964年)からは、
多くの行事と祭礼が統合され、第1回桐生まつりとして開催されるようになりました。
昭和63年(1988年)に全日本八木節大会が開催されたことにより、
この年から「桐生八木節まつり」と名称を変更し現在まで続いています。
2019年桐生八木節まつりの日程は?
桐生八木節まつりは、
毎年8月の第1週の金曜日から日曜日の3日間に渡り開催されます。
2019年は8月2日(金)~8月4日(日)の3日間になります。
各日程
祭り開催の前日には桐生天満宮にて安全祈願祭、美和神社からみこし宵の出御が行われます。
1日目
- 10:30~全日本八木節競演大会 予選(市民文化会館小ホール)
- 13:30~子どもみこしまつり キッズフェスティバル(新川公園)
- 15:15~子どもみこしまつり みこしパレード(新川公園~市内各所)
2日目
- 正午~ 神輿渡御(本町三丁目)
- 17:30~八木節子ども大会
3日目
- 正午~ 神輿還御(本町三丁目~美和神社)
- 13:00~ジャンボパレード(本町三丁目~錦町十字路)
- 15:00~ダンス八木節(新川公園)
- 18:30~全日本歴代優勝者競演大会、桐生八木節おどり競演大会(錦町)
八木節おどり
- 1日目 19:00~21:45(各所)
- 2日目 12:30~21:45(各所)
- 3日目 14:00~21:45(各所)
会場
- 本町二 本二宏龍大やぐら(矢野園駐車場前)
- 本町五 粋翔大やぐら(桐生ガスプラザ前)
- 本町六 (メモリード前)
- 末広町 (メガドン・キホーテ前)
- 錦町 (錦町商店街内)
- 本町五 ワイドステージ (足利銀行前)
八木節踊りは各所に設置された櫓を中心に行われ、各櫓ごとに時間帯が異なります。
桐生八木節まつりへのアクセスは?
会場:群馬県桐生市中心街(本町通り、末広通り)
電車
- JR桐生駅から徒歩すぐ
- 上毛電鉄西桐生駅から徒歩すぐ
- 東武桐生線新桐生駅からタクシーで約10分
車
- 北関東自動車道太田桐生ICから約25分
なお、当サイトでは、「桐生八木節まつりをスマートに楽しむための駐車場と交通規制をご紹介」を特集しておりますので、是非ご覧くださいね(^^
桐生八木節まつりとは?おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は「桐生八木節まつり」についてご紹介させていただきました。
牛頭天王の祭礼として行われていた桐生祇園際をはじめ、
各行事や祭礼、八木節大会が統合されたお祭りが「桐生八木節まつり」なんです。
そのため桐生市の人たちにとっては1年に1回のまさにビッグイベントとなっています。
小さな子ども、若者、年配の方、さらには観光客までもが
八木節まつりの八木節おどりで一体となり町全体が熱気に包まれる3日間。
今年2019年の夏は、
あなたも是非「桐生八木節まつり」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。