2020年、世界中でコロナウィルス感染で大変な拡大を見せており、ついに日本でも4月8日に緊急事態宣言が発令されました。
特にイタリアやフランス、米国などで
感染者の驚異的な急増が発生してからは、
「ロックダウン」というキーワードが度々聞こえてきます。
何だか恐ろしいことが起きそうなキーワードですが、
実際どういう意味なのかご存じですか?
日々不安をあおる報道が多いですが、緊急事態宣言とロックダウンはどう違うのか、
実際のところをしっかりと把握しておきたいですね。
今回は「ロックダウン」についてわかりやすくご紹介します!
そもそも「ロックダウン」って何なの? 何が怖いの?
ロックダウンとは、今回のコロナ騒動では
「都市封鎖」といった意味で使われています。
2020年3月19日に菅官房長官が
有識者の意見を聞いて定義した内容によると
「数週間の間、都市を封鎖したり、強制的な外出禁止の措置や生活必需品以外の店舗閉鎖などの措置」
ということのようです。
既に実施されている中国の武漢・ニューヨーク・パリ・イギリス全土などでは、
以下のようなことが行われています。
・国内外への渡航禁止
・国境や特定地域への境目を物理的に通行禁止
・カラオケやバーなどの娯楽施設の封鎖
・イベントやコンサート、習い事や集団講座の興行中止
・集団行事は厳しい条件付き
(席と席の間は一定の間隔を空ける、定期的な換気、10人以上の実施は禁止など)
一番特徴的なのは、
やはり「外出全面禁止」ではないでしょうか。
空気感染は無いと言われている頃に
限定的に許可されていた散歩などでも、
許可証が必要になります。
仕事があっても出張はもちろん禁止。
可能であればテレワークで続行できますが、
接客業やサービス業は休業を余儀なくされます。
もし東京がロックダウンすると、
どういうことが起きるのでしょうか?
安倍首相は3月27日の国会で
「首都圏がロックダウンすると、日本経済に莫大な影響を及ぼす」
と述べました。
言うまでも無く東京は日本の首都。
本社を構えている企業も多く、
東京から地方に仕事が回ってくるパターンが定着しています。
その東京が「都市封鎖」されると、
地方と東京とのアクセスが絶たれることになってしまい、
あらゆる場面で経済的に打撃を受けることになります。
・地方から送られてくる食物などが、東京の住民に届かなくなる
・東京に人が来なくなることで、仕事を失う人の数が多くなる
→東京の経済状況が悪化する
→→地方への仕事も無くなる
→→→日本全体の経済状況が悪くなる
という、恐ろしいシナリオが想像されるわけです・・・
今回の「ロックダウン」の他にも、
集団感染が起きた場所を「オーバーシュート」と言ったり、
毎日のニュースではカタカナ語が多いですよね。
最初に聞いた時は
「ロックダウン?なんだそれ?」
と思った方も多いと思います。
これは、コロナウィルスに詳しい専門家が使っている用語を
マスコミがそのまま流しているからだそう。
元々コロナウィルスは新種で詳しい情報が揃っていないため、
専門家が言う言葉をそのまま伝えるしかないのですね。
また逆に、こうした一般市民に馴染みのない言葉を使うことで、
不安がダイレクトに響かないようにする、という配慮もあるようです。
日本では深刻な危機に直面すると、
政府やマスコミが国民にショックを与えそうな言葉を
柔らかく言い換える癖があるらしく、
東日本大震災で原発の水素爆発の時
「あくまで水素爆発していない」と報道していた事を思い出しますね・・・
これだけ感染力の強いコロナウィルスをこれ以上広めないためには、
ロックダウン宣言もやむを得ないと思いがちですが、
東京都として「外出規制」を強く言えないのは、法律の事情によります。
日本では、罰則付きの移動制限や都市の封鎖といった
強硬なロックダウン措置をとることは、
現行法下では不可能なのだそう。
そのため小池都知事も
「不要不急の外出自粛」といった「要請」しかできないのです。
外出自粛になったらどうする?自粛期間を楽しく過ごす方法を5つご紹介!
連日のコロナ報道で、うつになる人も多いようです。
本当にうつになってしまう前に、
少しでも楽しく過ごす方法を5つ考えてみました!
1.家族の絆を深める
日頃はお仕事で忙しいお父さん、お母さんも
自宅待機の時間が長い今がチャンス!
子どもも一緒にごはんを作って
部屋にシートを引いてピクニック気分を演出したり、
カードゲームやボードゲームに興じてみたり。
「段ボールで家を作りたいと子どもが言っているので」と、
ドラッグストアに空き段ボールがあるか問い合わせた
お母さんの話もありましたね。
外出はできませんが、家族の時間が増えるのは
コロナバブルと言えるのではないでしょうか。
2.部屋の大掃除を実施
この際、年末の大掃除をこの期間にやってしまいましょう!
普段さぼっている場所を磨き上げたり、
いらない物を処分するのにいい機会です。
最後にアルコールでドアノブなどを拭き上げたら完璧!
3.日頃の”積ん読””積みDVD”の消化
見よう、読もうと思ってそのまま積んでいる
本やDVD、ありませんか?
やっと日の目を見るときが来たのですよ。
どっぷりと想像の世界に浸りましょう。
4.ひたすらゲームにのめりこむ
今はイタリア市長自ら
「外で卓球してないで家でプレステやってろ!」という時期です。
数時間過ぎるのって、あっという間ですよね。
5.体を動かすのを忘れずに
テレワークの日々が続いたり、ゲーム廃人化すると、
どうしても運動不足になります。
エコノミー症候群やむずむず足など、危険な症状が出る前に、
隙間時間でストレッチしましょう!
タオルを使ったストレッチが簡単でおすすめですよ。
ロックダウンとは?外出自粛期間を楽しく過ごす方法を5つご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
「ロックダウン」はたとえ法律的に難しいとしても、
回避できるように1人1人が考えて行動したいですね。
でも過度に「ロックダウン」を恐れていては、
コロナにかかる前に体調を崩してしまいます。
外出自粛令が出されたときに、
少しでも楽しく家の中で過ごす方法を考えてみましょう。
どうやら勘違いしてるとしか思えない輩がいるな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。