あなたは非常に割の良いバイトとして、
若者に人気の「治験」バイトをご存じでしょうか？
人の役に立つうえ、高額な報酬を受け取れる。
とはいえ、自分のからだを実験台として行うということですが、
安全なのでしょうか？
治験１１９という救済制度もあるようですが、
よくわからないものの、興味は尽きないですよね。
そこで今回は治験バイトについて、割が良いのか、安全なのか、治験１１９とは何か、
などなどをわかりやすくご紹介していきますね。
治験バイトとは？
治験ってそもそもどんなことをするのかというと、
新薬の効果や副作用を実証するために、
実際にその薬の効果を試す被験者となる有償ボランティアです。
新薬が厚生労働省に認可されるための最終的な臨床試験となるので、
実施にあたり、国は厳しいルールを定めていますが、
まだ認可されていない薬を試す仕事であるため、高収入が得られます。
なんだかSFチックですよね。
治験バイトは割が良い？
治験のバイトでは、日給での支給がメインです。
相場は1日あたり1万～2万円程度。
入院して試験をする場合では、1週間で10万円程度もらえることもあります。
しかも治験は有償ボランティアなので、報酬にあたり税金はかかりません。
- 最終日に手渡しでもらえる場合
- 銀行振り込みの場合
があります。
認可されていないとはいえ、ある程度安全な新薬を試すだけで謝礼がもらえる。
とあらば、かなり割が良いですよね。
治験バイトは割が良いけど本当に安全？
治験には3つの試験段階があり、それらの結果を厚生労働省に報告し、
問題ないと判断されてようやく承認されます。
新薬が承認されるまでには10～18年もの長い時間をかけて、
さまざまな試験を繰り返して効き目の確認や安全性の評価などを行います。
治験の実施にあたっては、厚生労働省から厳格な基準が設定されており、
それに則って行われるため、想定外のリスクは非常に少ないと考えられています。
もし治験中に副作用がみられたら、すぐに中止となり、回復への対応がなされます。
治験バイトは
- 通院するタイプ
- 入院するタイプ
の2つに分けられます。
通院タイプは入院するケースと比べて比較的負担が軽いものが多く、
4～5時間程度の日帰りで済むものも少なくありません。
中には長期間にわたって行われる治験もあり、
その場合は週に1度程度通院することもあります。
入院タイプの治験では病院に入院し、しっかりと時間管理された生活を送ります。
起床や就寝、食事の時間が厳密に決められており、
その他に定期的な検査の時間があります。
それ以外の時間は基本的には自由行動ですが、
基本的に外出や喫煙、飲酒、スマートフォンの利用などは制限されます。
著者の周りで実際に行った人の話では、ゲームをしたりできるそうです。
治験バイトは怖くなったら途中で辞めてもいいの？
治験を始めた後でも、治験は義務ではなく自由意志によるので、
いつでも辞めることができます。
※治験の内容によって中止できない可能性もあるので確認しておきましょう。
治験バイト後日に身体へ影響・副作用が出たら？
治験当日に副作用が生じたら、その場で治験を中止し処置が行われますが、
後日身体に影響がみられた場合でも、手厚い対応を受けられます。
基本的には製薬会社から保証が出ることになっており、
金銭的な心配をする必要はありません。
また入院が必要な場合でも、医療手当や休業補償金が給付されます。
治験119とは？
治験についてわからないことや、心配なことの質問を受け付けるサイトです。
質問の答えは
- 医療機関
- CRO
- SMO
- 製薬企業
から回答が得られることで、
治験の円滑かつ適正な実施の推進に寄与することを図っています。
ただし、
- 費用
- 医師主導の治験
- 個別特有の案件
に関する事項は回答されません。
可能な限りその背景も記載し、
- 所属
- 氏名
によって送信することで、２週間程度で見解を返信していただけます。
治験バイトはどんな人に向いている？
入院の場合、その期間中は基本的に病院の外には出られませんし、
期間中は他の被験者と集団生活を送ることも特徴です。
そのため
- 比較的自由時間がある人
- 集団生活が苦にならない人
が適しているバイトといえます。
治験バイトは割が良い？安全なの？治験１１９とは？わかりやすく紹介 おわりに
治験バイトは、新薬が厚生労働省に認定され世に出るための
極めて重要な役割を担っている、我々の生活向上に欠かせない仕事です。
そのため、万が一副作用が出た場合でも、
充実した処置や金銭的保証を受けられる制度は整っています。
とはいえ、自分の体を使って行うものです。
- 社会的貢献
- 高収入
- 規則正しい生活
- 健康診断を受けられる
など、メリットだけで参加するのは注意が必要です。
事前の説明を十分に理解したうえで、
- 長時間の拘束
- 生活の制限
などのデメリットもしっかり確認して
自己責任であることを理解してから参加すること。
前述の治験１１９番も事前に目を通しておくといいですね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
