あなたは体調が悪いとき、まずどのように行動しますか?
本来なら早めに病院にかかるのが良いでしょう。
しかし、現在は新型コロナウィルス(以下、コロナ)の蔓延により躊躇してしまいますよね。
「ちょっと具合が悪いけれど、コロナが怖いから我慢しておこう」
病院に出向いて万一コロナ感染したらと考えると、
なかなか足を踏み出せない方も多いでしょう。
「病院に行きたくないけれど、毎月通院しているから行かないわけにもいかない……」
と、持病があってどうしても通院しなければならず、
日々コロナ感染に怯えている方もいるでしょう。
しかし、放っておいて大病に繋がったらと考えると、体調不良を無視しておくわけにもいきません。
どうにかして病院に行かずに診療を受けたいものですね。
そんなあなたにお勧めなのが『オンライン診療』です。
その名の通り、スマートフォンなどの通信機器を使いオンライン上で医師に診療してもらえるシステムです。
オンライン診療とは?
オンライン診療とは、スマートフォンやタブレットなどを使い、
病院の予約から決済までをインターネット上で行う診察方法です。
医療機関に直接出向き診察してもらう方法を『対面診療』と呼び、
ビデオ通話のように通信機器を通して診察する方法を『オンライン診療』と呼びます。
オンライン診療のメリットは以下の通りです。
・受付や会計の待ち時間が短縮される。
・自宅や外出先で診療が受けられる。
・薬や処方箋を郵送で受け取れる。
・院内感染・二次感染のリスクがない。
ちなみに現在はコロナ感染防止のため、処方箋は医師から薬局へFAXで送られ、薬局から薬が届くようになっておる
オンライン診療に必要なものと診察の流れ
オンライン診療は通信機器を通して診療を行うものなので以下のものが必要になってきます。
・オンライン診療アプリケーション
・スマートフォンやタブレット等の通信機器
・インターネット環境
現在は、コロナによる時限措置で電話での診療を行っている医院もあります。
診察から薬の受け取りまでの流れは以下のようになります。
①初診 → ②準備 → ③診察 → ④決済 →⑤処方
それでは見ていきましょう!
①初診
②準備
③診察
④決済
⑤処方
コロナによるオンライン診療の時限措置について
2020年4月、コロナ感染防止のためオンライン診療の扱い方が時限的に変更されました。
平常時と比較してどのように変わったのか確認してみましょう。
コロナ禍の時限措置として認められた特例は以下の通りです。
・初診から対面診療ではなく、オンライン診療を受けられるようになった。
・テレビ電話だけではなく電話音声でもオンライン診療が受けられるようになった。
・オンライン診療の研修を受けていない医師でも診察できるようになった。(ただしコロナが収束したら、研修の受講が必要になる)
・処方箋は医師から薬局へFAXで送付するようになった。患者は電話等で薬剤師から服薬指導を受け、薬は郵送などで送ってもらうことができる
・糖尿病や高血圧などの慢性疾患の定期診療を受けている人は、オンライン診療でこれまでの薬や、症状の変化がある場合は別の薬を処方してもらえるようになった。
厚生労働省「コロナ感染拡大を踏まえたオンライン診療について」
医療アプリのホームページには医療機関向けと一般向けのページがあるので、一般向けの方にアクセスするのじゃ。アプリによっては医院検索できないサイトもあるので注意じゃ。
ちなみに医療機関を選ぶ際には、コロナ後に直接通院する可能性も考えて自宅から近いところを選ぶと良いぞ
オンライン診療の支払い方法
次にオンライン診療の支払い方法について考えてみましょう。
支払い方法は使用するオンライン診療アプリによって変わってきます。
オンライン診療では各医療機関で導入しているアプリをタブレット、スマートフォンなどに設定して利用することになります。
決済方法は、各アプリのホームページを調べるとわかりますので事前に調べておくことをお勧めします。
以下は代表的な5つのオンライン診療アプリの決済方法です。
・リモートドクター:PayPalでのクレジット決済(医療機関によっては請求書発行後払いのケースもある)
・ポケットドクター:クレジットカード決済または医療機関での窓口決済(医療機関により異なる)
・curon:クレジットカード決済に対応
・CLINICS:クレジットカード決済に対応
・Yadoc:次回の対面診察時にまとめて支払う、またはオンライン決済のいずれか
オンライン診療でコロナも診療できる?
ところでコロナに感染しているかどうか、オンライン診療で調べてもらうことはできるのでしょうか?
オンライン診療ではコロナ感染を心配する方向けにも案内をしています。
ですが、それは「まだコロナの症状が出ていない人」に向けた案内です。
・息苦しさ、強いだるさ、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
・重症化しやすい方(高齢者や基礎疾患のある方、透析を受けている方、抗がん剤を使用している方)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
・上記以外でも発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合、症状が4日以上続く場合は必ず相談すること
オンライン診療とは?料金の支払い方法は?コロナかも診察できる? おわりに
いかがでしたか?
コロナ感染拡大をなんとか食い止めたい昨今、
医療機関に直接向かわなくてすむオンライン診療はとても助かりますね。
風邪をひいてしまったけれど、コロナが怖くて我慢しているというあなたは、
すぐにでもオンラインで診療してもらうべきです。
また、オンライン診療は持病で長く通院しなければいけない方の負担を軽減するにも良い手段かと思われます。
早くコロナが収まってくれるのが一番ですが、収束後もオンライン診療は積極的に活用していってほしいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。