あなたは、「スマートロック」をご存じですか?
スマートロックは2015年ごろから日本国内で普及し始め、今では多くの
製品が発売され私たちの生活に溶け込んでいます。
特に今ではコロナウイルス感染症対策の一環として、ホテル側の仕事を減らせる
ということだけでなく、「非対面・非接触」が手軽に実現できる対策としても、
導入するホテルが急増しているのです。
そこで今回は、「スマートロックとは何か」から、「スマートロックのメリットと
デメリット」までをご紹介します。
ぜひ、最後までお付き合いくださいね。
「スマートロック」とは?
さらに、スマートロックを利用することで、『解錠権限の発行』や『入室履歴の確認』をオンラインでできるようになるぞ。
スマートロックは「専用のアプリ」と「ドアに取り付けられた機器」で構成されており、
「Bluetooth(ブルートゥース)」によってカギの開け閉めを行います。
スマートロックの施錠ツールは、スマートフォンのほかにも、「ICカード」や「キーパッド」
などがあります。
スマートフォンであれば、「解錠ボタン」をタップして解錠するだけでなく、機種に
よっては「GPS機能」を使い、一定の距離に近づいたら自動解錠、スマートフォンを
叩いてと解錠したりと、さまざま解錠方法があります。
「スマートロック」のメリットとデメリットは?
「スマートロック」には、数多くのメリットがあります。
その一方でデメリットがないわけではありません。
スマートロックのメリットとデメリット、具体的にどのようなものがあるのか
ご紹介します。
■「スマートロック」のメリットは?
・「非対面でカギの受け渡しができる」
普通のカギの場合は、どうしてもスタッフによる「手渡し」になってしまい
ますが、スマートロックなら「非対面」でカギの受け渡しができるのです。
これによりフロント業務は効率化され、少ない人数での運営が可能になります。
さらに、チェックインを自動化するシステムを利用することで、「フロントの
完全無人化」も夢じゃありません。
コロナウイルス拡大中の今、フロントにおける「非対面接客」はかなり魅力的で、
宿泊客の安心感にもつながります。
・「カギの持ち歩きや返却が不要になる」
スマートロックを使用すれば、カギのトラブルを減らせます。
部屋から出る際に「カギを持ち歩く」ということがなくなるので、カギを
無くすことも、気づかずに持ち帰ってしまうこともなくなります。
宿泊客にとってはホテルの利便性が高まり、「スマートなホテル」として
認識してもらえるでしょう。
・「オートロックができる」
指定した時刻にオートロックができる「タイマー機能付きスマートロック」であれば、
夜間だけオートロックにして、宿泊客やスタッフ以外は侵入できないようにもできます。
・「カギの不正利用を防止できる」
スマートロックには、「入室権限」が存在します。
発行された入室権限には、「有効期限」を設定できるモノもあります。
■「スマートロック」のデメリットは?
・「ドアの形状によっては設置ができない」
スマートロックは、基本的にほとんどのドアに対応していますが、少なからず
対応していないドアもあります。
ドアノブにスマートロックを被せられない場合や、取り付けるために必要な
スペースがないなど、ドアの形状によっては設置ができなかったりするので
注意が必要です。
・「料金が高い」
スマートロックの金額は性能やメーカーにもよりますが、一番安いもので
「2万円」ほど、高いものになると「8万円」ほどと、どうしても普通の
カギより高くなってしまいます。
・「スマートロックの電池切れが心配」
電池で動いているスマートロックは、「急に電池が切れたらどうしよう…」
という不安が付き物です。
このような不安を解消するため、スマートロックの仕様として、「電池残量
が減ってきたら利用者にお知らせする機能」が付いています。
そのお知らせが来てから電池を交換すれば、「急に電池が切れて中に入れない」
ということもありません。
・「毎回スマホを取り出す必要がある」
スマートロックのメリットと言える「スマホでの解錠」。
しかし、カバンからカギやスマホを取りだす動作は同じなので、デメリット
にもなりえてしまいます。
しかし今は、スマホのGPS機能などを感知して近づくだけでカギが開くものや、
スマホを持っている状態でドアノブに触れるだけで開くものもあります。
いちいちカギやスマホを取り出すのが面倒な方は、こういったスマートロック
を探してみてはいかがでしょうか。
スマートロックとは?メリットとデメリットをわかりやすくご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、「スマートロックとは何か」から、「スマートロックのメリットとデメリット」
までをご紹介しました。
「受付ロボット」など、ホテルのスマート化は拡大しています。
最近では種類も増えたので、「ホテル管理システム」と連動可能なスマートロック
も発売され、コロナウイルスの影響で利益が落ち込む今だからこそ、積極的に取り
入れたい施策ではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。