今回はお子様を持つ親御様向けの記事となります。
あなたにとって、子供はどのような存在ですか?
ここ最近「毒親」という言葉が世の中に頻繁に出てくるようになりました。
「自分はきちんと子供を育てているし、だ、大丈夫なはず」
と思っていませんか?
もし、子供にいきなり毒親認定されてしまったら…。
あなたは絶対ないと言えるほど自信がありますか?
今回は毒親とはどういう親の事を言うのか。
もし自分が毒親の要素がある場合は、どうしたら良いのか。
ご自身のチェックリストもご用意してみましたので、是非、最後までお付き合いくださいね。
毒親とは?
子は生まれながらにして子。
でも親は生まれながらにして親ではありません。
昔の子育ては、近所の人や周りの親も協力してくれました。
口うるさい八百屋のおじさんなど、地域全体で子供を育てる風習がありました。
しかし今は違います。
1世帯当たりの子供の数が昔より少なくなったこと。
子どもをターゲットにする事件等も増えてきたこと。
様々なリスクが考慮され、子供は「公園で知らない大人が声をかけてきたら警戒する」が当たり前となりました。
親としては知識も少なく、経験もないまま、誰にもフォローされることなく、子供を育てていかざるを得ないのです。
さて、話は戻って毒親とは、子供にとって毒になる親という意味です。
見るからにひどい親という意味ではありません。
しかも、他人からは「いい人」や「いい親」だと思われることもあります。
何より自分でも「いい親」だと思っていることが多いのです。
それなのに、子供にとって毒になってしまうというのは難しい問題ですね。
親なら誰にでもある不安。
しかし、その不安が毒になっている可能性があります。
「子供が良い友達付き合いをしているのか」
「勉強にはちゃんとついていけてるのだろうか」
「将来、お金に困らない暮らしができるだろうか」
悩んだらきりがありません。
これらの不安は、親なら誰しも抱える不安です。
しかし、このような不安を打ち消そうと、子供が解決する問題も先回りをし、干渉し、コントロールしようとしてしまう。
この度を過ぎた行動や考えを持ってしまうのが毒親なのです。
あなたは毒親?チェックリストで診断しよう
毒親は外面が良い、一見親切な人が多いです。
自分でも
「私は子育てを頑張っている」
「子供の事をちゃんと考えている」
と思っています。
なので、他人に判断してもらうのは難しいでしょう。
簡単なチェックリストを用意しましたので、試してみてください。
□ 常に、悩みや心配事がある。
□ 考え事をし過ぎて眠れない夜がある。
□ 毎日、家事や育児に追われている。
□ 家事を完璧にやらないと気が済まない。
□ 掃除に気が回らず、家の中が汚い
□ いつも人にどう思われるかを気にして行動している。
□ 世間体の悪いことは避けたい。
□ 子供に「早くしなさい!」「片づけなさい!」などと、毎日言っている。
□ いつも子供がダラダラしているとイライラしてくる。
□ 自分の思い通り子供が動かないと腹が立つ。
□ ゲームやスマホなどを時間制限したり、禁止にしている。
□ 今どこで何をしているか子供のことを把握していない。
□ 悪いと思わず、子供の日記や物を勝手に見てしまう。
□ 反抗期が子供になかった。
□ 基本、子供の洋服を買う時は自分が決める。
□ 一度でも子供の交友関係に口を出して気まずくさせたことがある。
□ 子供には立派な仕事に就いて、裕福になってもらいたいと思っている。
□ 自分は正しいと思っている。
□ 家族に謝れない。またはすぐに謝ったり、泣いたりする。
いかがでしたでしょうか。
これらの項目に当てはまる数が多ければ多いほど、毒親の可能性があるのです。
毒親は片方?それとも両方?
毒親は両親ともに毒親の場合が多いです。
同じタイプの毒親というよりは、違うタイプの毒親が一緒になり子供を追い詰めていくと言った形になります。
まず毒母は、
□ 口が悪く、常に攻撃的な毒舌を言ってしまう母親
□ 辛そうにしたり泣いて見せたりして罪悪感で子供をコントロールしようとする親
□ 「いなくなっちゃうからね!」など、大げさなことを言って子供に恐怖を与えコントロールしようとする親
□ 子供に過剰に尽くして自分の考えた勝ち組の道を歩かせようとする親
□ そもそも他の事に依存してしまっていて子供と向き合わない親
□ 自己愛が強すぎて自分が満足するために子供をコントロールしようとする親
など、上げていくと色々な種類の毒親がいます。
どのタイプの毒母も、子供の気持ちを受け入れたり、共感したりしません。
しかし、育ててもらうために、子供は我慢をするのです。
つぎに毒父は、
□ 何事も見て見ぬふりをする父親
□ 妻の意見に合わせる父親
□ 「俺もそうだった」と、努力、根性、我慢を論じ、追い詰めていく父親
□ 家族と向き合わない父親
□ 恐怖で家庭内を支配する父親
など、毒父にも色々な種類があります。
毒母と違い、毒父は「いい父親」「いい夫」に見えてしまうタイプもいますね。
それが事態をもっとややこしくしているといえるでしょう。
毒親と言われてしまった…どうしたらいい?
ここまで毒親というのが、どういう親なのかという話をしてきました。
では、あなたが子供に実際「毒親だ!」と言われてしまったら。
またはチェックリストを試してみて、
「・・あれ、私は毒親かもしれない?」
と思った時は、どうしていけばいいのでしょうか。
まずは、何があった時でも「子供の気持ち」を1番に考えてあげてください。
例えば、子供に悩みを相談された時。
「そんなのこうすればいい」
と、すぐに解決策を物事の内容をまとめようとしたり、解決法を提案するのは毒親です。
「この子はそのことで、今どんな気持ちなんだろう」
「辛かったんだろうな」
など、子供の気持ちを優先して考えるのです。
そして、自分にも同じようなことがないかを振り返り、共感して寄り添ってあげてください。
「辛かったね」
「お父さんも(または、お母さんも)同じようなことがあったから、その気持ちわかるよ」
と言ってあげることで子供は
「自分はこれでいいんだ。こんな風に悩むのはおかしくないんだ。」
と、自分を認められるようになります。
それがなかなかできず、難しいという人は、「そうなんだ」と相槌を打つだけで大丈夫です。
その後に自分の子供をしっかり観察して、子供がその後、後のように考えるだろうと見守ってください。
大切なのは気持ちを感じ取ることと、共感することなのです。
毒親って言われた…どうしたらいい?ご自身の診断チェックリストも紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は毒親とはどういう親なのか、あなたが毒親と言われた場合、どうすればいいのかを調べてみました。
一生懸命子育てをしているのに、毒親だと思われたり、その可能性があるということは受け入れがたいもの。
多くの人が「何を言ってるんだ!」と一蹴するでしょう。
しかし、子供の今後の幸せのためにも、一度立ち止まって振り返ってみて、少なくとも損はないのではないでしょうか。
きっと、あなたの幸せにも繋がると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。