あなたは「広島フラワーフェスティバル」をご存知ですか?
広島県広島市の「平和大通り」及び「平和記念公園周辺」をメイン会場にして、
毎年ゴールデンウィークの真っただ中、5月3日から5日までの3日間で開催されます。
毎年来場者が160万人を優に超える大規模なお祭りで、
福岡市の「博多どんたく」などと並び
ゴールデンウィーク中に行われる日本の祭りの中では最大級の動員数を誇ります。
期間中は様々楽しみなイベントが目白押しですし、ゲストもとても豪華。
きっとゴールデンウィークの素敵な思い出になりますよ。
今回はそんな「広島フラワーフェスティバル」の歴史や見所、アクセス情報について
探っていきたいと思います。
広島フラワーフェスティバルの歴史とは?
「広島フラワーフェスティバル」が初めて開催されたのは1977年。
その2年前の1975年に
プロ野球チーム・広島東洋カープのリーグ優勝パレードが平和大通りで行われ、
30万人を動員したことがきっかけです。
平和大通り一帯を会場にしたお祭りの構想は元々ありましたが、
優勝パレードの大成功に後押しされ、中国新聞社が中心となり開催に踏み切られたのでした。
当時も今と同様3日間の開催で、初開催にも関わらず計125万人を集め大盛況となりました。
お祭りのシンボルは「フラワークイーン(旧・ミスフラワー)」と「花の塔」。
花の塔はパンジーやペチュニアで飾られた高さ8m、直径9mの塔で、
平和記念公園に設営されます。
毎年3人選ばれる「フラワークイーン」はお祭りに”花”を添えます。
開催当初より、
- 広島を花と緑と音楽のあふれる都市にしよう
- 平和に生きることのすばらしさと尊さを、参加者みんなで分かち合おう
- 広島から世界へ、豊かな生活文化と、温かい人間関係の交流を呼びかけよう
という3つのテーマがうたわれているのですが、
年毎のテーマも一般応募によって決められます。
2019年のテーマは「花ひらく 夢と平和の 新時代」です。
新元号の時代を迎えるにぴったりですね。
また、テーマソングの「花ぐるま」
(歌:芹洋子、作詞:滝田常晴、作曲:小椋佳、編曲:高田弘)も忘れてはいけないでしょう。
第3回の「広島フラワーフェスティバル」の
スペシャルゲストとしてさん芹洋子が選ばれた際に、
「フラワー賛歌」として歌われたのがきっかけで、
現在では公式パンフレットに歌詞が掲載されていますし、
開会セレモニーでスペシャルゲストの「フラワー歌手」らによって歌われるのが
恒例行事になっているほど定着しているのですよ。
広島フラワーフェスティバルの見所は?
祭りのメインは、開催当初から行われている花車や市民が平和大通りを行進する
「花の総合パレード」と、2002年より行われている「きんさいYOSAKOI」です。
順に3日間のイベントを見ていきましょう。
5月3日
「花の総合パレード」
毎年100団体1万人近くが参加する、花をあしらった衣装や演出が特徴のパレードです。
約1.2kmの平和大通りが人々で埋め尽くされ、非常に盛り上がります。
「ステージ」(~5月5日)
約30のステージで約250団体がダンスや音楽を披露します。
「ひろば」(~5月5日)
平和大通りの緑地帯や平和記念公園に約80か所の「ひろば(ブース)」が作られます。
5月5日
「きんさいYOSAKOI」
鳴子を鳴らしながら、平和大通りと平和記念公園内の「カーネーションステージ」で
約90団体5000人が踊り、最終日にふさわしい盛り上がりをみせます。
また、平和大通りの側道沿いに並ぶ「観光物産展」では
100店を優に超えるブースが特産品やグルメを紹介しています。
他にも、「ピースフラワープロジェクト 花育」という、
「広島を花であふれる街にしよう!」という信念から2011年に始まった取り組みもあります。
広島市内やその近郊の学校や施設など約150の団体が育てた花が、
フラワーフェスティバル期間中の3日間平和記念公園で展示されます。
広島フラワーフェスティバルへのアクセスは?
電車をご利用の場合
JR広島駅から路面電車の「宇品線」に乗り「袋町」下車後すぐ。
車をご利用の場合
山陽道「広島I.C.」から国道54号経由で約8km。
お祭りの期間中、臨時駐車場はありませんし、歩行者天国になるので交通規制も敷かれます。
ですので、なるべく公共交通機関をご利用されるのが良いでしょう。
会場近くには次のような駐車場がございます。
広島市中央駐車場
- 料金:180円/30分
- 収容台数:406台
広島市市営基町駐車場
- 料金:180円/30分
- 収容台数:465台
広島フラワーフェスティバルとは? おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は「広島フラワーフェスティバル」について見てきました。
2019年の5月1日は新元号の幕開けも重なりますので、
大きな祝いの意味も込めた、文字通り”華々しい”お祭りになることでしょう。
あなたも是非お時間があれば足を運んでみて、その盛り上がりを体感してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。