
格闘技が好きで特にボクシングが大好き!という方も多いと思います。
一瞬も目が離せない緊張感、壮絶な打ち合い、拳のエキスパートたちの熱い攻防に
観ているこちらも熱くなりますよね。
そんなボクシングですが、階級が17階級と、
とても細かく分けられていて主要の団体は4団体あります。
なので
- 「あれ?あの選手は、どの階級だっけ?」
 - 「団体の違いがイマイチ分からないな・・・。」
 - 「○○級の注目選手は誰だろう?」
 - 「あれ?あの選手は▼▼級じゃなかったっけ?」
 
なんてことはありませんか?
そこで今回は、さらにボクシングを深く楽しく観戦できるように階級や団体、
注目選手をわかりやすくご紹介していきたいと思います。
- 1 ボクシングの階級は?
- 1.1 ミニマム級 105ポンド以下(47.62キログラム)以下
 - 1.2 ライトフライ級 108ポンド(48.98キログラム)以下
 - 1.3 フライ級 112ポンド(50.80キログラム)以下
 - 1.4 スーパーフライ級 115ポンド(52.16キログラム)以下
 - 1.5 バンダム級 118ポンド(53.52キログラム)以下
 - 1.6 スーパーバンダム級 122ポンド(55.34キログラム)以下
 - 1.7 フェザー級 126ポンド(57.15キログラム)以下
 - 1.8 スーパーフェザー級 130ポンド(58.97キログラム)以下
 - 1.9 ライト級 135ポンド(61.23キログラム)以下
 - 1.10 スーパーライト級 140ポンド(63.50キログラム)以下
 - 1.11 ウェルター級 147ポンド(66.68キログラム)以下
 - 1.12 スーパーウェルター級 154ポンド(69.85キログラム)以下
 - 1.13 ミドル級 160ポンド(72.57キログラム)以下
 - 1.14 スーパーミドル級 168ポンド(76.20キログラム)以下
 - 1.15 ライトヘビー級 175ポンド(79.38キログラム)以下
 - 1.16 クルーザー級 200ポンド(90.71キログラム)以下
 - 1.17 ヘビー級 200ポンド以上(90.719キログラム)以下
 
 - 2 ボクシングの団体は?
 - 3 階級や団体ごとの注目選手は?
 - 4 ボクシング大好き!階級や団体ごとの注目選手をわかりやすくご紹介!おわりに
 
ボクシングの階級は?

ボクシングの階級は全部で17階級に細かく分かれています。
なぜかというと、体重によって戦力差が非常に大きく影響するスポーツだからです。
2018年大晦日まで1度もダウンしたことがなかった那須川天心が、
体重が上のフロイド・メイウェザのパンチで3回もダウンを奪われたのは
記憶に新しいですよね。
体重が1kg違うだけでパンチ力に圧倒的な差が生じてしまうため、
体重ごとに細かく階級を分け、フェアに試合を行います。
最軽量がミニマム級、最重量がヘビー級となっており、
下記が各階級と階級ごとの代表的な世界チャンピオン(一例)です。
ミニマム級 105ポンド以下(47.62キログラム)以下
ミニマム級の代表的な世界チャンピオン
- 星野敬太郎
 - リカルド・ロペス
 - 大橋秀行
 - 八重樫東
 - 井岡一翔
 
ライトフライ級 108ポンド(48.98キログラム)以下
ライトフライ級の代表的な世界チャンピオン
- 具志堅用高
 - 亀田興毅
 - 井岡一翔
 - 井上尚弥
 - 拳四郎
 
フライ級 112ポンド(50.80キログラム)以下
フライ級の代表的な世界チャンピオン
- 花形進
 - マニー・パッキャオ
 - 内藤大助
 - 坂田健史
 - 八重樫東
 
スーパーフライ級 115ポンド(52.16キログラム)以下
スーパーフライ級の代表的な世界チャンピオン
- カオサイ・ギャラクシー
 - セレス小林
 - 鬼塚勝也
 - 渡辺二郎
 - 河野公平
 
バンダム級 118ポンド(53.52キログラム)以下
バンダム級の代表的な世界チャンピオン
- ファイティング原田
 - 辰吉丈一郎
 - 薬師寺保栄
 - 長谷川穂積
 - 山中慎介
 - 井上尚弥
 
スーパーバンダム級 122ポンド(55.34キログラム)以下
スーパーバンダム級の代表的な世界チャンピオン
- ロイヤル小林
 - 佐藤修
 - ウイルフレド・ゴメス
 - マニー・パッキャオ
 - 西岡利晃
 
フェザー級 126ポンド(57.15キログラム)以下
フェザー級の代表的な世界チャンピオン
- フロイド・メイウェザー
 - 畑山隆則
 - マルコ・アントニオ・バレラ
 - マニー・パッキャオ
 - 内山高志
 
スーパーフェザー級 130ポンド(58.97キログラム)以下
スーパーフェザー級の代表的な世界チャンピオン
- ガッツ石松
 - 畑山隆則
 - ミゲル・アンヘル・ゴンザレス
 - フロイド・メイウェザー
 - マニー・パッキャオ
 
ライト級 135ポンド(61.23キログラム)以下
ライト級の代表的な世界チャンピオン
- ガッツ石松
 - 畑山隆則
 - 小堀佑介
 - フロイド・メイウェザー
 - マニー・パッキャオ
 
スーパーライト級 140ポンド(63.50キログラム)以下
スーパーライト級の代表的な世界チャンピオン
- 浜田剛史
 - 平沖明伸
 - コンスタンチン・チュー
 - フロイド・メイウェザー
 - ファン・マヌエル・マルケス
 
ウェルター級 147ポンド(66.68キログラム)以下
ウェルター級の代表的な世界チャンピオン
- シュガー・レイ・レナード
 - オスカー・デラ・ホーヤ
 - フェリックス・トリニダード
 - フロイド・メイウェザー
 - マニー・パッキャオ
 
スーパーウェルター級 154ポンド(69.85キログラム)以下
スーパーウェルター級の代表的な世界チャンピオン
- 輪島功一
 - 工藤政志
 - テリー・ノリス
 - フロイド・メイウェザー
 - マニー・パッキャオ
 
ミドル級 160ポンド(72.57キログラム)以下
ミドル級の代表的な世界チャンピオン
- バーナード・ホプキンス
 - 竹原慎二
 - ジャーメイン・テイラー
 - セルヒオ・マルチネス
 - ゲンナジー・ゴロフキン
 
スーパーミドル級 168ポンド(76.20キログラム)以下
スーパーミドル級の代表的な世界チャンピオン
- ロイ・ジョーンズ・ジュニア
 - ジェフ・レイシー
 - ジョー・カルザゲ
 - ミッケル・ケスラー
 - アルツール・アブラハム
 
ライトヘビー級 175ポンド(79.38キログラム)以下
ライトヘビー級の代表的な世界チャンピオン
- トーマス・ハーンズ
 - マイケル・スピンクス
 - マイケル・モーラー
 - ロイ・ジョーンズ・ジュニア
 - バーナード・ホプキンス
 
クルーザー級 200ポンド(90.71キログラム)以下
クルーザー級の代表的な世界チャンピオン
- ジョニー・ネルソン
 - イベンダー・ホリフィールド
 - ジェームス・トニー
 - オクレサンドル・ウシク
 
ヘビー級 200ポンド以上(90.719キログラム)以下
ヘビー級の代表的世界チャンピオン
- モハメド・アリ
 - マイク・タイソン
 - イベンダー・ホリフィールド
 - アンソニー・ジョシュア
 - デオンテイ・ワイルダー
 
階級は世界的にポンドを単位とするのが原則となっています。
ポンドはアメリカで用いられている基準で
1ポンド約0.45kgとして計算することができます。
ボクシングの団体は?

現在のボクシング界には4つの主要団体が存在しています。
その団体とは、
- WBA(世界ボクシング協会)
 - WBC(世界ボクシング評議会)
 - IBF(国際ボクシング連盟)
 - WBO(世界ボクシング機構)
 
です。
上記の4団体をひとつずつご紹介します。
WBA
- Word Boxing Association(世界ボクシング協会)
 - 会長:ヒルベント・メンドサ(ベネズエラ)
 - 本部:パナマシティ(パナマ)
 
1921年にアメリカで設立されたNBA(ナショナル・ボクシング協会)が
母体となっていて1962年にWBAに改称されました。
WBAで世界チャンピオンになっている日本人は、
- 輪島功一
 - 具志堅用高
 - 竹原慎二
 - 亀田興毅
 - 井岡一翔
 
などがいます。
スリーノックダウン制を採用しており、チャンピオンベルトの色は黒です。
WBC
- World Boxing Council(世界ボクシング評議会)
 - 会長:マウリシオ・スライマン(メキシコ)
 - 本部:メキシコシティ(メキシコ)
 
1963年にWBAから独立する形で設立されました。
その後、WBAをしのぐほど勢力を拡大し、
現在は主要4団体の中で加盟国が最多となっています。
WBCで世界チャンピオンになっている日本人は、
- ガッツ石松
 - 辰吉丈一郎
 - 内藤大助
 - 長谷川穂積
 - 山中慎介
 
などがいます。
フリーノックダウン制を採用しており、チャンピオンベルトの色は緑です。
IBF
- International Boxing Federation(国際ボクシング連盟)
 - 会長:グーリル・ピープルズ(アメリカ)
 - 本部:ニュージャージー(アメリカ)
 
1983年にUSBAI(全米ボクシング協会国際部)が母体となり設立された団体です。
IBFで世界チャンピオンになっている日本人は、
- 亀田大毅
 - 田口良一
 
などがいます。
フリーノックダウン制を採用しており、チャンピオンベルトの色は赤です。
WBO
- World Boxing Organization(世界ボクシング機構)
 - 会長:フランシスコ・バルカルセル(プエルトリコ)
 - 本部:プエルトリコ
 
1988年に設立された主要4団体の中で最も新しい団体です。
WBOで世界チャンピオンになっている日本人は、
- 亀田和毅
 - 井上尚弥
 
などがいます。
スリーノックダウン制を採用しており、チャンピオンベルトの色は赤茶色です。
階級や団体ごとの注目選手は?

ボクシングは各階級、団体ごとに多数のチャンピオンが存在し、
一人の選手が複数の階級や団体で王座を獲得することができます。
そのため、フロイド・メイウェザーやマニー・パッキャオのような
複数の階級や団体でチャンピオンとなっている選手が、より注目を集めます。
その中で現在、世界中から最も注目されているのが「井上尚弥」です。
ボクシングのワールドカップとされるWBSSで優勝候補の筆頭といわれており、
- WBCライトフライ級
 - WBOスーパーフライ級
 - WBAバンダム級
 - IBFバンダム級
 
と世界4団体ベルトを獲得し、決勝まで駒を進めています。
もう一人の注目選手が「井岡一翔」です。
現在、
- ミニマム級
 - ライトフライ級
 - フライ級
 
と3階級制覇を達成しており、日本人初の4階級制覇に向け、
WBO世界スーパーフライ級王座決定選へ臨むため注目を集めています。
ボクシング大好き!階級や団体ごとの注目選手をわかりやすくご紹介!おわりに
いかがだったでしょうか。
今回はボクシングの階級や団体、注目選手をわかりやすくご紹介させていただきました。
階級は17階級に細かく分けられており、
最軽量はミニマム級、最重量はヘビー級となっています。
そして、主要団体は4団体あり、
- WBA(世界ボクシング協会)
 - WBC(世界ボクシング評議会)
 - IBF(国際ボクシング連盟)
 - WBO(世界ボクシング機構)
 
の4団体となっています。
また、各階級、団体ごとにチャンピオンが存在していますが、
特に複数の階級や団体で王座を獲得している選手は注目を集めます。
今後、活躍が期待される「井上尚弥」や「井岡一翔」に是非、注目してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。