不動産投資をはじめてみたいけど、
何から始めればいいかわからない、というあなた。
書店へ行くと数百冊を超える不動産投資本があふれており、
- まずは木造アパートから
- まずは区分マンションから
- まずは一軒家から
などなど、どれも違うことを言っていて何が正解かわからないと不安になりますよね。
そもそも不動産投資で良いのか、とお悩みになるはずです。
不動産投資は、株やFXなどの投資方法と違い、
ポイントをしっかりおさえて正しく運用すれば失敗しにくく、
土地や建物などの「現物」が手に入る魅力的な投資方法です。
しかし「投資」である以上、
ポイントを間違えてしまうと大きな損失を被る可能性があります。
不動産投資は物件さえ購入すれば、
あとはほったらかしで収入が入ってくるような甘いものではないのです。
そこで、今回は不動産投資を始める初心者の方向けに
不動産投資は何から始めればいいのか、わかりやすくご紹介させていただきます。
不動産投資は何から始めればいい?
不動産投資で失敗してしまう原因のほとんどは知識不足からきています。
というのも、
- 営業マンにいわれるがまま物件を購入してしまう
- 利回りなど特定の数字を気にしすぎる
などで、結果的に悪い物件を掴んで失敗してしまっている人が多いのです。
では、不動産投資の正しい知識をつけて、正しく運用するには、
特別なスキルをもたない初心者がどうやって取り組んでいけばよいのか、
順をおってみていきましょう!
不動産投資を始める5つのステップ
ステップ① 不動産投資について知る
不動産投資の基本は「家賃収入を得ること」です。
1日、1分、1秒単位で相場が変動していく株やFXとは違い、
毎月決まった家賃収入が得られるので、
資金計画も立てやすく長期的な資産形成が可能になります。
不動産投資のリスクは主に以下6点が挙げられます。
- 空室や滞納などで家賃が入ってこなくなる
- 土地・建物の価値が低下することで家賃が下落する
- 建物や設備の老朽化などで高額のメンテナンス費用がかかる
- すぐに売れない(現金化できない)
- 金利上昇によってローン返済が困難になる
- 災害で物件が損壊してしまう
このように不動産投資ならではのリスクがたくさんありますが、
江戸時代から続く再現性の高いビジネスであるため、
起こり得るリスクに対して対策が出尽くしており、
初心者が長く知識をつけていくことで取り組みやすいのも不動産投資の特徴です。
ステップ② 投資の目的と目標の金額を決める
投資を始める際は「お金を増やしたい」というただ漠然としたものではなく、
- 「投資をする目的」
- 「目標とする金額」
を明確にしてから始めることをおすすめします。
あらかじめ自分の中で目標を決めておけば、
運用中に自分が目標に対してどの位置にいるのかを常に振り返ることができます。
投資をする目的を決める
投資する目的はもちろん「お金を増やす」かもしれません。
しかし、より具体的に、
- 給料以外で収入がほしい
- マイホームの頭金にしたい
- 老後の資金を準備しておきたい
- セミリタイアしたい
など、投資の目的を決めておくことで、目標とする金額も自ずと見えてきます。
目標の金額を計算する
目的を決めたら、その目的を達成するために必要な目標金額を決めましょう。
最終的な目標金額を設定しておくことで投資の方向性を決めることができます。
目標金額が高ければ資金も多く必要になり、
逆に目標金額が低ければ、長期的にリスクの低い運用が検討できます。
しっかりとした投資計画を立てるためにも、目標金額を計算することは重要です。
ステップ③投資する物件を選ぶ
物件といっても
- マンション
- アパート
- ビル
- 一戸建て
- 駐車場
- 住居
- 店舗
- 事務所
などたくさんの種類と用途があります。
物件は
- 事業系・・・「店舗」「事務所」「倉庫」など
- 住居系・・・人が住む
の2つの用途に大きく分類されますが、
初心者のうちは【住居系】の物件を選ぶようにするのがいいでしょう。
「住居」は人間にとって欠かせない「衣食住」のひとつであり、
景気・災害に関わらず常に需要があります。
また、立地は土地勘が重要なので、初心者であれば地方より都市、
中でも需要が最も高い都心部の物件から始めるのが良いでしょう。
また、メンテナンス費用などのリスクを考えると
- 新耐震基準前の物件
- 特定の入居に依存している物件
- 事故物件
は避ける必要があります。
ステップ④融資してくれる金融機関を探す
金融機関へ融資相談にいく際には、
まず、購入を希望する物件に近い条件の物件を見つけて、
資料をもっていく必要があります。
初心者が自力で融資先の金融機関を探すのは思っている以上に労力がかかります。
もし今、融資先にあてがないという人であれば、
不動産業者から紹介を受けるのもよいでしょう。
ステップ⑤物件を管理
不動産投資は物件を購入して終わりではありません。
むしろ物件の購入後の管理・運営こそが不動産投資の本番といえます。
どれほど良い物件を購入したとしても、
物件の管理が悪ければ、入居が付かず家賃収入も得ることができません。
主な賃貸管理業務
- 入居者の募集
- 入居審査・契約業務
- 家賃の集金(滞納されている場合は督促業務)
- 入居者対応(クレームや要望など)
- 退去の立会い
- 退去後の室内リフォーム手配
一棟物件ともなれば、
建物のメンテナンスなどの「建物管理業務」がさらに加わります。
自分で管理することももちろん可能ですが、
- 専業で行う人
- どうしても自分で管理がしたいという人
という人でない限り、基本的には物件を
プロの管理会社へ依頼して管理してもらう方がよいでしょう。
そう、管理会社は不動産投資の成功にかかせない存在なのです。
信用できる不動産会社を選ぶには、
3社以上の複数社を面接しておくのがよいでしょう。
1社だけとやり取りをしていると、
担当の営業マンが本当のことを言っているか判断が難しく、
会社の営業利益を優先する営業マンに当たった際に気づけない恐れがあります。
【初心者】不動産投資は何から始めればいい?わかりやすく紹介します おわりに
いかがでしたでしょうか。
不動産投資は、
- 初心者の方でも積極的に投資の勉強を進める
- 不動産業者とのやりとりを通じて自身が成長する
などで大きなリスクを回避することができます。
初心者のうちは分からないことが多く、不安も大きいと思いますが、
購入までのステップを書き出してみて、目標金額を決めたら、
千里の道も一里から、一歩ずつ不動産投資の成功を目指していきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。