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新型コロナの後遺症とは?陰性になっても残る症状は?事例から考察

未だに世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症(以下、コロナ)。

 

もはやテレビニュースやネットニュース等で耳にしない日はありません。

 

しかし、「本日の感染者数」「過去最高の一日の新規感染者数」と、

 

数の問題や、国や都道府県の対応問題、海外での取り組みや死亡者数などばかりで、

 

具体的に罹患後や回復後の生活がどうなったかは詳しく伝えられていません。

 

コロナに感染者しても陽性から治療し、一定の検査を経て陰性になれば退院となりますが、

 

その後、今まで通りの生活を送れているのでしょうか。

 

今回はコロナ感染における後遺症について、実際のコロナ感染者のその後も含めて調べてみました。



コロナの後遺症とは?陰性になっても残る症状は?

まず、注意したいのがコロナ感染後、入院費は公費で賄われることは周知されています。

 

しかし、退院後の治療については保険適用の実費負担ということを感染された方が明言されています。

 

では、陰性に回復して退院した後の後遺症で入院することはあるのでしょうか。

 

結論から言えば後遺症はあります

 

コロナウイルス感染症陽性から陰性に転じた後の症状について

 

以下のように#コロナ後遺症というハッシュタグがTwitterの中でもあるくらいです。

息苦しさや咳、胸痛はコロナ陽性の間だけではなく、陰性に転じてからも続いてしまうそうです。

 

このような状態で退院となっても自宅療養が続き、社会復帰にも支障をきたすそうですね。

 

ずっと微熱がある状態は精神的にも不安でしょう。

コロナ発症から2か月が過ぎているにも関わらず、37.5度の日々と仰っており、

頭痛も倦怠感も続くのであれば薬の処方も必要でしょうから、通院は必須となります。

コロナへ効果がある薬は未だに不明確で、対処療法が主となります。

ご年齢が若く、持病がない人でも様々な後遺症で悩まれる方は多いようです。

こちらの方はあるテレビ番組に取材を受け、そちらが放送された時の動画をご自身で上げてらっしゃいました。

 

症状として挙げられているのは

 

強い頭痛

倦怠感

のどの違和感・痛み

嗅覚が利かない

感染経路不明で人込みへの恐怖がぬぐえない

精神的不安

 

です。

また、この人の他のツイートにも

 

発熱、頭痛、倦怠感、めまい、肺の痛み、体調が悪くなるとマイナス思考になりがち、

 

復帰出来た時に学校で何を言われるかわからない不安と恐怖心をあげていらっしゃいます。

 

この方は10代の学生とのことですので、回復後、もちろん学校への復帰を希望されています。

 

しかし、現在は調子が良い日に散歩したりすることはできるようですが、

 

まだ頭痛や発熱に悩まされる日があると発信されています。

 

また、冒頭にも上げた、この方のツイートに

罹患する前は

 

2週間くらいで完治すると思っていた

・感染したら直ぐに入院できると思っていた

・国や自治体が対処してくれると思っていた

・陰性後も体調不良続くことがあるなんて知らなかった

・陽性時は指定感染症で入院費全額免除だが、陰性後の入院は自己負担ということを知らなかった

 

と発信されています。

 

今でもそう思っていらっしゃる方もいるかもしれない内容ばかりですね。


新型コロナの後遺症を事例から考察

ここまで、国内の事例についてみていきましたが、

 

2020年7月9日、世界で初めてイタリアでのコロナ後遺症について、文献として発表されました。

 

こちらの解説動画を見ていきたいと思います。

 

コロナ後遺症について世界で初めての文献

こちらを紹介されているのはチャンネル登録者数 3.96万人(2020年7月20日現在)の

 

「緩和ケアちゃんねる・かんわいんちょー・Dr. Palliative care JP」さんです。

 

この方、緩和ケア経験豊富な本物の医師の方で、ソースのある、

 

信頼できる緩和ケアや医療・健康情報を発信・解説してくれているYouTubeチャンネルです。

 

コロナについて、たくさんの動画をあげていらっしゃいますが、今回ご紹介したいのがこちら。

 

新型コロナの後遺症データを入手【医師解説】

この文献は、イタリア・ローマにある一つの医院でコロナに罹患した患者さんの陰性後の症状について調べたもので、

 

調査自体は4月21日から5月29日に行われています。

 

この医院では陽性から陰性に転じ、退院された人をフォローアップしていく目的での外来を設立

 

こちらに通っている人を対象に調査を行った結果の文献です。

 

被験者の平均の年齢は56.5歳。

 

149名のうち、37%が女性、発症後平均60.3日経ってからのデータという被験者の貴重な情報です。

 

被験者149名と多数の研究ではないため、この研究結果がすべてだとは考えられませんが、

 

極めて重要な文献であるといえると思います。

 

こちらの文献で挙げられている新型コロナウイルス感染症の後遺症は

 

倦怠感

息苦しさ

関節痛

胸痛

無嗅覚症

 

が多く挙げられたそうです。

 

この医院での調査対象者のうち87.4の%人が後遺症ありと返答しているそうです。

 

(ただし、事後のフォローアップに来院している人であるので重症患者に限られています)

 



 

コロナの後遺症とは?陰性になっても残る症状は?事例から考察 おわりに

いかがでしたでしょうか。

 

ここ最近、コロナについて連日様々な報道がされてはいますが、

 

あなたもコロナが陽性から陰性に転じ、退院されたあとはあっさり元の生活に戻れると思っていたのでは?

 

実際、退院すれば元の体に戻り、元の生活に戻れるとは限りません。

 

通常の日常生活を送ることのできないような後遺症による体の不調は長期にわたり続き、

 

かつ費用負担も課せられるのが事実です。

 

しかし、これまで必死で#コロナ後遺症で発信されてきたみなさんの訴えや、医療機関からの訴えが届いたのか、

 

厚生労働省が約2千人を対象に原因を究明する調査研究を8月から始めることを発表しました。

 

しかし、厚生労働省の現在の計画では医療機関の協力の元、

 

一番多い後遺症症状である呼吸器の機能低下を中心に原因究明を行う予定と発表されており限定的な印象を受けるうえ、

 

こちらの調査・研究は2021年3月末までの短い期間が予定されています。

 

ほかの症状も挙げられていますが、呼吸器の機能低下についてまずは調べていこうということのようですね。

 

なんにせよコロナ後遺症について一日も早い原因究明が進み、苦しんでいる人たちが一人でも多く早く日常に戻れるようにと願い、

 

無感染、無症状の人たちも手洗いうがいの励行、マスクの着用、不必要な外出の自粛など、

 

ご自身や大事な人を守るため、今一度、気を引き締めていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

一日も早く、日本が、世界が元気な世の中になりますように。

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