「ロッククライミング」と「ボルダリング」って
「クライミング」という同じカテゴリーにあるようだけど、
ぶっちゃけ何が違うの?
と、疑問を持ったあなた。
じつは、ロッククライミングとボルダリングは、
「登る」という動作は同じなのですが、
微妙に違うスポーツ
なんです。
今回は、両者の違いやそれぞれに向いている体型、
クライマーの理想体型、ダイエットに向いているか
などに焦点を絞ってお話していきます。
「クライミングに興味があるけど、自分に向いているか不安・・・」
という方や、
「健康的にダイエットできるようなスポーツを始めたい!」
という方はぜひとも読み進めてみてくださいね。
ロッククライミングとボルダリングの違いとは?
まず、結論から述べますと
「ロッククライミング」と「ボルダリング」は違うものです。
実は、この「ロッククライミング」自体も「岩壁を登る」という動作は一定なのですが、
目的や登る方法によって呼び方が変わってきます。
・アルパインクライミング
→よりハードな山の山頂を目指すことを目的としたクライミングで、上級者やアスリート向けです。昔のヨーロッパを中心とした登山家たちによるクライミングが発祥です。
・スポーツクライミング
→楽しい「クライム(登る)」を目的とするクライミングです。
ボルダリングたちはこちらに属します。
・エイドクライミング
→さまざまな道具(はしご等)を使って岩壁を登るスタイルです。
・フリークライミング
→命綱などは使いますが、それ以外の道具は使用せず、身一つで岩壁を登るスタイルです。
・ルートクライミング
→フリークライミングの一種で、高い壁を登るスタイルです。
・ボルダリング
→フリークライミングの一種で、巨岩を登ります。
・リードクライミング
→ルートクライミングの一種ですが、クライマー(登る人)とビレイヤー(地面でロープを調節する人)の2人1組で登るスタイルです。
・トップロープクライミング
→ルートクライミングの一種ですが、あらかじめ最上部から確保されたロープを調節してもらいながら登るスタイルです。
クライミングに、これほどの種類があることに驚かれたでしょうか。
それぞれのスタイルによって、難易度なども変わってきます。
また、「岩や壁をよじ登る」というからには、
「じゃあ筋肉モリモリのマッチョじゃないと駄目じゃないか」
と思われた方もいるのではないでしょうか?
じつは、クライミングには「向いている体型」というものがあるのです。
ロッククライミングとボルタリングそれぞれ向いている体型ってあるの?
スタイルに関わらず、全般的なクライミングに向いている体型として、
以下の条件が挙げられます。
「この条件を満たしていないと不利!」というわけではありませんが、
アドバンテージがあることは確かです。
・高身長(手足のリーチが長い)
・筋肉質だがやせ型(いわゆる細マッチョ)
・指が長く、可動域が広いこと
その他、握力の強さや身体の柔らかさなども挙げられますが、
これはトレーニングやストレッチによっていくばくかの改善が見込めます。
ポイントは自重を支えられるほどの筋肉は付いているが、
過度な重量負荷をかけるほどは無いという点です。
つまり、上で触れた「筋肉モリモリのマッチョ」の場合、
あまりにも筋肉が付きすぎていると、その分重くなり、
クライミング中やクライミング後に壁から飛び降りる際に
膝へかかる負担が大きくなってしまうため、
クライマーとしてベストな体型とは言えません。
筋肉量が多ければ多いほど良いというものではないところが
クライミングの奥深さですね。
ロッククライミングとボルタリングの理想体型は?
ただやせているだけでは駄目、
かといって太っているのは重力負荷が大きすぎるため厳しいことは分かりましたね。
では、クライマーの理想体型として、
有名な選手の身長・体重のスコアを参考に考えてみましょう。
どのようなスコアとなるのでしょうか?
女性のトップクライマーたちの身長や体重は?
野口哲代(のぐち あきよ)選手
生年月日:1998年5月30日
身長:165cm
体重:49kg
美人すぎるクライマー選手として有名な野口選手。
この身長でこの体重は驚異的ですよね。
上腕二頭筋や背中周りの筋肉を活かした、しなやかなクライミングが魅力的な選手です。
大田理裟(おおた りさ)選手
生年月日:1993年1月27日
身長:161cm
体重:44kg
見た目はお嬢様といった風貌なのに、
信じられないほどストイックな体型管理をされている太田選手。
この選手もこの身長・体重は驚異的です。
男性のトップクライマーたちの身長や体重は?
楢崎智亜(ならさき ともあ)選手
生年月日:1996年6月22日
身長:170cm
体重:58kg
スポーツクライミング世界選手権で
日本人として初の優勝を果たしたトップクライマーです。
細マッチョの見本のような方ですね。
あんなに筋肉が付いているのにこの体重とは何だか信じられません。
同じ生き物として、無性に哀しくなってきますね。
小山田大(こやまだ だい)選手
生年月日:1976年8月23日
身長:165cm
体重:58kg
「レジェンド」と呼ばれるにふさわしいトップクライマーです。
近年も様々なクライムを達成しているオールラウンダーな選手です。
女性、男性に関わらず
皆さん身長の割に体重がとても軽いことに気付きましたでしょうか?
やはり、クライマーの理想体型はやせ型の「細マッチョ」のようです。
ロッククライミングとボルタリングってダイエット効果はある?
さて、こうしたロッククライミングやボルダリングなどの
クライミングに向いている体型や理想体型を知れば、
「ダイエット効果」も気になってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?
「そもそもボルダリングとかをやっている人はもともと痩せていたのか?」
「クライミングしているうちに体型が引き締まってきたのか?」
なんて考えてしまう人もいるのでは。
あくまで個人それぞれなので、効果の真偽については何とも言えません。
しかし、クライマー歴数年の筆者の経験から言わせていただきます。
・・・痩せますッ!そして、引き締まりますッッ!
これは、ボルダリングからクライミングにハマって、
筋トレなどのトレーニングはもちろん
食事のメニューなどにも気を配るようになったことも大きいかと思います。
「より上達したい!」と思うと、一日でも多くクライミングしたいし、
ビールや唐揚げ、ラーメンも控えようかなという気になりますし、
タバコもやめようという気になります。
一服よりも、一プロテイン。
仕事終わりのビールよりも、一クライミング。
中肉中背の小太りをこの域に到達させるほど、
クライミングは人をのめり込ませる魅力があります。
ロッククライミングとボルダリングの違い おわりに
今回は、何だか似ているように思える
「ロッククライミング」と「ボルダリング」の違いについてご紹介しました。
それぞれのクライミングスタイルの違いや、クライマーの理想体型、
ダイエット効果など理解を深めてもらうことに役立てましたでしょうか?
「むむ、ちょっと興味が出てきたぞ」と思っていただけたあなた!
思い立ったが吉日ですよ。
ぜひ一度、トライしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。