日本にはたくさんの記念日があります。
誰もが知っている有名な日から個人でPRしているものまで、
本当に数えきれないほどあります。
そんな星の数ほどある記念日の中に、
私たちの身近な言葉「ごめんね」の日があるのをご存知でしょうか。
「ごめんねの日」はどんな日なのか?
誰が誰に謝った日なのか?
なぜ12月10日なのか、その由来は気になるところです。
今回は謎多き「ごめんねの日」についてお話させていただきます。
ごめんねの日とは?
母の日や父の日など、感謝を表現する記念日はたくさんありますが、
謝罪の気持ちを伝える記念日はあまり多くありません。
「ごめんねの日制定員会」の行ったアンケートによれば、
今謝りたいことがあると答えた人は全体の50%以上もいるそうです。
そこで、ごめんねの日制定員会は、
『エイプリルフールのように明るく謝ることのできる日』
『謝りたいことのある人が勇気を振り絞る日』
をコンセプトに、ごめんねの日の普及活動を開始しました。
その人たちに勇気を出してもらうため、背中を押したいという気持ちが
ごめんねの日には込められているのです。
ごめんねの日の由来は?
この偉大な記念日を制定したのは
- ガスト
- バーミヤン
- 夢庵
などの人気のチェーン店を経営しているすかいらーくグループ。
株式会社すかいらーくが、2009年にファミリーレストラン「ガスト」の
期間限定商品「ハミ出るビーフステーキ」の宣伝のための記念日を
制定したことが由来です。
というのも、ハミ出るビーフステーキの最大の売りは、
なんといってものそのボリューム。
鉄板に収まらないほど大きなステーキを「ハミ出してごめんね」
のフレーズでアピールしました。
なんとポジティブな謝り。
この新商品のPRの意味を込めて、
キャンペーンの一環として記念日を制定したそうです。
ハミ出してごめんねというフレーズからとっているので、
- 「ごめんなさい」
- 「すみません」
- 「申し訳ございません」
ではなく、「ごめんね」の日なんですね。
ごめんねの日は、なぜ12月10日になったの?
ごめんねの日の背景には
ファーミリーレストランチェーン「ガスト」等を運営する会社が
2009(平成21)年に新メニュー「ハミ出るビーフステーキ」を発売した日が
12月10日だったのが由来があります。
12月10日は、ほかに何の記念日があるの?
ごめんねの日には競合がいますので併せてご紹介していきますね。
『アロエヨーグルトの日』
1994(平成6)年のこの日に、身体の内側から綺麗に、健康になってもらおう
との想いから日本で初めて開発された
アロエ葉肉入りのヨーグルトが発売された事を記念して
「アロエヨーグルト」のメーカーが制定した日です。
『いつでもニットの日』
サマーニット誕生の地である山形県山辺町が、山辺町産のニットのPRとともに、
より多くの人に一年中ニットに親しんでもらい、
国内のニット産業を盛り上げるのが目的で制定した日です。
この日付はニット商品の需要が高まる初冬であり、
12と10を1210として「いつ(1)でもニット(210)」
と読む語呂合わせからだそうです。
ちょっとわかりにくいかもしれません笑
『ノーベル賞授賞式』
スウェーデンの科学者「アルフレッド・ノーベル」が
1896(明治29)年に亡くなった日で、
「ノーベル賞」は彼の遺言により創設されました。
例年、この日に「物理学・化学・医学・文学・経済学」の各賞は
スウェーデンの首都「ストックホルム」で、
「平和賞」はノルウェーの「オスロ」で授賞式が行われます。
賞の選考はノーベルが生まれた「スウェーデン」の研究機関が行い、
平和賞だけは、創設当時スウェーデンと連合王国だった関係で
「ノルウェー」で選考されます。
『世界人権デー(World Human Rights Day)』
1950(昭和25)年の国連総会で制定した国際デーの一つです。
1948(昭和23)年、パリの「シャイヨー宮殿」で開かれた第3回国連総会で
「総ての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ、尊厳と権利とについて平等である・・・」
で始まる「世界人権宣言」が採択された記念日です。
日本では、12月4日~この日までの一週間を「人権週間」としています。
『歴史シミュレーションゲーム“三國志”の日』
あの名作『三國志』シリーズの第1作目が発売されたのは
1985(昭和60)年12月10日。
これに因んで2015(平成27)年に
発売から30周年を迎えることを記念して制定されました。
「ごめんねの日」とは?由来や、なぜ12月10日になったのかご紹介 おわりに
いかがでしたでしょうか。
「ごめんねの日」の由来がガストのメニューだった、
ということは意外で何だか早くガストへ行って誰かに話したくなりますよね。
現在のごめんねの日は、由来とは少し違っていますが、
謎の組織「ごめんねの日」制定委員会の調査によると、
約70%弱の人が
『今まで、素直に「ごめんなさい」を言えなくて後悔したことがある』
と答えており、謝りたい対象の第1位は両親が一番多かったそうです。
家族には、「いつも心配ばかりかけてごめんなさい」と心で思っていても
なかなか素直に伝えられないですよね。
あなたも今年はこのせっかくステキな記念日に、
身近な人になかなか言えない「ごめんね」を言ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。