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カバディとは?ルールや国内外の競技人口についてわかりやすくご紹介

「最近スポーツ観戦いってないなぁ」というあなた。

コロナ禍においてスポーツ観戦は各人が能動的に

テレビやインターネットの動画コンテンツをチェックしていく

新しいスタイルになりつつあります。

 

つまり、これまでのサッカーや野球、ソフトボール、バスケ、陸上といった有名種目と、

ラクロスや日本拳法やジークンドーなどのマイナーな種目

同じ土俵に立ったと言えるでしょう。

 

そんな中、にわかに注目を集めているのが

カバディ

というスポーツです。

 

あなたはカバディをご存じでしょうか。

 

名前だけは耳にしたことがある気がする・・・

そんな方もいらっしゃるでしょう。

 

「初めて聞いた」

今回はそんなあなたにもぜひ読んで知っていただきたい

奥深い「カバディ」の魅力について紐解いていきます。



カバディとは?どんな競技?

カバディとは南アジアで主に行われている、

7:7でおこなわれるチームスポーツです。

発祥は古代まで遡ってインドとされ、現在もインドの国技でもあります。

 

有名なのは競技中に攻撃者が

カバディ、カバディ……

と言い続けなければならないというルールがあることですね。

この発声を「キャント」と呼びます。

 

チームスポーツですが、球技ではなく、

鬼ごっこ+ドッヂボールに近いと思ってもらえるとイメージしやすいかと思います。

 

競技の流れとして、まず自陣から1人代表の攻撃者を敵陣に送ります。

その攻撃者が敵をタッチし、自陣に帰還出来たらそのタッチした人数の点数が入ります。

タッチされた敵はアウトとなります。

 

また、一定のラインを超えたのち自陣に帰還できた場合にも1点をゲットとなります。

このどちらもできずに帰還となった場合には攻撃者がアウトとなり、敵が1点を獲得します。

 

守る側も攻撃者を攻撃し、自陣の外に出すこと、かつ敵陣への帰還を阻止できれば1点を獲得できるうえ、攻撃者をアウトにすることができます。

 

わかりやすくいうと自陣のラインを7人で守るゲームですね。

 

では、もっと詳しくわかりやすくルールや用語をみてみましょう。

カバディのルールは?

カバディは1チーム10 ~12人で構成されています。

各チーム7人ずつコートに入り2チームで争い、

試合は1チーム5人以上で成立します。

 

男女でコートの大きさや試合時間が異なります。

男性
コートサイズ:縦13m×横10m
試合時間:前後半20分ずつ
休憩:前半と後半の間5分
体重制限:80kg

女性
コートサイズ:縦11m×横8m
試合時間:前後半15分ずつ
休憩:前半と後半の間5分
体重制限:75kg

守備と攻撃を順番に繰り返し、点数の多い方が勝ちとなります。

 

あまりに重量級となると自陣からアウトにすることが困難になるため、

体重制限があるのも特徴です。

 

では、攻撃方法と守備方法について用語を交えながら

先ほどより詳しく説明していきましょう。

攻撃陣

攻撃する側のチームはレイダーと呼ばれる攻撃者代表を

攻撃の順番がくる度に1人選びます。

このレイダーが守備側のコートに1人で乗り込みます

 

守備側の7名はアンティと呼ばれ、

レイダーが「カバディ、カバディ……」と一息で言い続けながら、

守備側のチームのアンティにタッチし、

これをストラグルと呼びます。

 

この時点ではレイダーがポイントを保持しているだけの状態で

得点は獲得できません。

 

レイダーはタッチし、その後素早く自分のコートに戻ってこられれば

タッチした人数分の点数を獲得できるという流れです。

 

アンティはタッチされぬよう、コートの外にレイダーを押し出すと、

そのレイダーはアウトとなり、守備側が1点を獲得できることになります。

守備陣

守備する側は、レイダーにタッチされ、点数が入るのを阻止するために、

キャッチング」と呼ばれる技でレイダーの四肢・胴体をつかまえます。

 

また、アンティで協力して、レイダーが自陣に戻るのを防げれば

守備陣が1点を獲得できるのです。

 

アンティのタッチされた選手、およびキャッチングされたレイダーはアウトとなり、

味方が得点するまでコート外で待機となります。

他のルール

ほかにも詳細にルールは定められていますが、特徴的なのは

Do or Die Raid(ドゥー オア ダイ レイド)

または

3rd Raid(サードレイド)

というルールです。

 

これは、Empty Raid(エンプティレイド)と呼ばれる

ボークラインを超えて自陣に戻る「得点しない攻撃」が3回続くと、

3回目に攻撃に行った選手は強制的にアウトになり、

相手の得点になるというルールです。

 

2回連続でエンプティレイドとなった次の攻撃、

すなわち3回目に攻撃に行くレイダーは、

この攻撃で得点をゲットできなければアウトとなるため、

食うか食われるかの積極的な勝負をしかけていくこととなります。

 

終盤に点差が開き、勝っているチームが時間稼ぎをして攻撃しかけてこないという状態を防ぐのと、

点数が少なく、拮抗した試合でロースコアの観戦しがいがない試合になるということを防ぐために

用いられてきたルールとなります。

 

ほかにも、スーパータックルや、ボーナスラインなどルールがたくさんあり、

一つ一つのルールが興味深いもので、

これらを知っていくのも面白いですよ。

カバディの国内外の競技人口は?

ここまで競技について詳しく見てきましたが、

日本では周りにカバディをやっている人が少ないでしょう。

 

それもそのはず、日本では5,000人程度(日本人口の0.05%ほど)の競技人口ですが、

その一方、世界では1000万人以上の競技人口という盛んなスポーツなのです。

 

強豪国はこのスポーツの発祥地で国技にもなっているインドです。

日本はというと、2010年、広州で行われたカバディのアジア競技大会にて銅メダルを獲得しており、

注目を集めています。

 

以下は第13回東日本カバディ選手権大会 1日目の様子です!是非ご覧くださいね。



カバディとは?ルールや国内外の競技人口についてわかりやすく おわりに


いかがでしたでしょうか。

 

纏めてみると、カバディについては

以下5点を覚えておくと良いでしょう。

・インド発祥のインドの国技、強豪国もインドでインド無くしては語れない

・日本での競技人口は2020年8月現在、5,000人程度だが、世界で競技人口1,000万人を超え、今後の躍進が期待される

・「カバディカバディ…」といい続けている間だけ攻撃ができる頭を使う鬼ごっこ

・ルールひとつひとつが独特

・日本は2010年にアジア競技大会にて銅メダルを獲得したこともあり、日本人に適性がありそう

となります。

 

この一記事では語りつくせないほど奥の深いスポーツで、

今後日本代表選手で注目選手が出てきたら

一気にブレイクしそうなスポーツですよね。

 

以下はカバディの試合で3人がかりで1人を止められない試合の様子でとても楽しいのでご参考にしてくださいね!

機会があればあなたもカバディを愉しんでみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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