突然ですが、あなたは朝倉未来さんをご存知でしょうか?
総合格闘家としてRIZINフェザー級最強の男として君臨し続けながら、
YouTuberとしても100万再生を超える動画を自ら企画してアップし続ける朝倉さん。
その佇まいは泰然自若で飄々としていますが、
かつては喧嘩に明け暮れて少年院に入っていた不良少年だったそうです。
少年院では規則正しい生活を送り、かつ、私語は禁止で独房にも入れられた経験をもち、そこで
「自由を履き違えていた」
「悲しむ人がいる」
と自らを客観的に内省し、恐らくここで多くの同年代と異なる考え方を身に着けていきます。
出所後は、地元の総合格闘技のジムに通い始め、不良の日本一を決めるOUTSIDERへ出場し、大活躍。
現在は、格闘家として練習に励む傍ら、
YouTuberとして街の喧嘩自慢とスパーリングしたり、
ぼったくりバーへ潜入し、ガラの悪い店員も全く恐れず
「止めた方がいいですよ、こういうの」
と説き伏せたりしています。
サブチャンネルでもゆるゆるとナイフを持った暴漢やDV男に襲われた際の護身術を教えていたり、
なぜかカラオケが異様に上手だったり、、
とにかく生き様が稀有でかつ魅力的な人物でもあります。
漫画のような「嘘だろ」と思うような彼にまつわる逸話が枚挙にいとまがないこともファンを中毒にさせる理由の一つで、
今回はそんな朝倉未来さんについて戦績や生い立ち、今後の注目点などをご紹介していきます!
朝倉未来さんのプロフィールは?
- 名前 :朝倉未来(あさくらみくる)
- 生年月日:1992年7月15日
- 出身地 :愛知県豊橋市
- 身長 :177cm
- 体重 :66kg
- 血液型 :AB型
- 視力 :0.02
- 出身地 :愛知県豊橋市
- 所属 :トライフォース赤坂
- 階級 :フェザー級
なんと、弟の朝倉海(あさくらかい)さんもRIZINに参戦する格闘家で、
2019年8月18日のRIZIN.18では、
あの堀口恭司(ほりぐちきょうじ)を1Rでノックアウトしています。
この試合で弟のセコンドについた朝倉未来さんは「秒単位で戦略を立てる必要がある」と、
陰で支えてアドバイスしていたそうです。
朝倉未来さんは圧倒的な分析力に定評があり、
堀口選手の攻撃の入りが概ね2パターンしかないうえ、攻撃の際に頭が右に倒れる癖を見抜き、
頭一つ分ずらしたクロスカウンターを合わせる策を伝授したといいます。
恐ろしいのは
「恐らくクロスカウンターだけでは倒れない、
その後に組み付いてくるはずだから膝を合わせろ」
というところまで先読みして作戦を練っていたこと。
多くの格闘家やファンが畏怖していた堀口選手を「隙が多い」と分析する兄、
それを「俺はビビらない」と実行してしまう弟、
なんか本当に漫画の世界から出てきたようなキャラですが私達と同時代を生きています。
恐らく日本史上最強の戦闘力を持った兄弟で、死後は映画化されるんじゃないでしょうか。
さて、そんな朝倉未来さんの生い立ちに注目すると、
地元の豊橋市では超有名な不良少年だったそうです。
朝倉未来さんの友人の岡くんによると、盛っておらず365日喧嘩に明け暮れ、
その強さは向かうところ敵なしで、
10人を相手にしても「全員まとめてかかってこい!」と言い放ちやっつけてしまったとか。
ミクルなんて可愛い名前を授かっておりますが、
生まれる時代を間違っているとしか思えない日本人には希少な戦闘民族です。
自分から喧嘩を売ったことはなかったものの、退屈な毎日の中で喧嘩のスリルに魅せられて、
敵のグループの不良たち70人近くに取り囲まれた時も、仲間がおびえる中で、
1人ワクワクして生きている実感を感じてしまっていたとか。。
最後の方は武器を持った相手と戦うようになり、銃を突き付けられた過去もあるとか。。(・・ここ日本ですよね?)
そんな朝倉未来さんの10代の様子を少しだけ語ってくれている動画がありますので是非ご覧ください。
そんな「伝説の不良」生活に終止符が打たれたのは16歳の時。
無免許でバイクに乗っていたことから1年半を少年院で過ごすことになってしまったのです。
退院後、朝倉さんは友人の岡くんのススメで更に強い相手を求めて格闘家の道を歩み始めました。
親を悲しませた不良少年が少年院で自分を見つめなおし、最強の格闘家へ上り詰めていく、
もはや「あしたのジョー」を彷彿とさせますね!(古い?)
著者が見た彼の他の格闘家との大きな違いは、「覚悟」です。
どういう覚悟かというと、
「この試合で死んでもいい、タップして終わりとか中途半端な気持ちでやっていない」
という覚悟です。
極道になろうと考えていた時期もあったという朝倉未来さん、
既に遺書も書いてあるそうで
完全に腹をくくってリングに上がっています。
そんな諸行無常な雰囲気がファンを惹きつけてやまないのかもしれません。
朝倉未来さんの格闘家キャリアは?
THE OUTSIDER(ジ・アウトサイダー)
朝倉さんの格闘家への第一歩は、
元プロレスラーの前田日明さん主催の総合格闘技大会出場でした。
この団体は不良と呼ばれる人たちの更生や、
優秀な人材の発掘とプロデビューを目的としています。
伝説の不良はここでも華々しい活躍を見せ、2度のチャンピオンに輝きました。
THE OUTSIDER時代、2013年に1度負けてしまった樋口武大選手にもその後リベンジを果たします。
ROAD FC
2017年には韓国の総合格闘技団体に参戦。
2試合中1試合は判定負け(イ・ギルウ選手)を喫するものの、
そのファイトスタイルに現地格闘技ファンは魅了されました。
(イ・ギルウ選手へは再戦を申し込んでいたそうですが、先方の都合で実現していないとか。)
RIZIN
ROAD FCの後、DEEPを経て
いよいよ2018年からRIZINの舞台へ上がります。
RIZIN.12の初参戦から2020年2月のRIZIN.21まで
7戦7勝と連勝記録更新中の朝倉選手。
あの山本KIDさんの愛弟子である矢地祐介(やちゆうすけ)とも舌戦を繰り広げ、
ライト級に階級を上げて勝負し、終盤ダウンを奪い圧倒してしまいます。
破竹の勢いはまだまだ止まりそうにありません。
朝倉未来の戦績は?
アマチュア総合格闘技時代は樋口選手に1度負けたのみ。
この際も樋口選手は試合後
「あの選手はこれから強くなる、ここで勝っておいてよかった」
といった内容のことを語っており、
当時最強であった樋口選手が戦っている中で底知れぬ才能の片りんを感じていたことが伺えます。
プロになってからはRyo選手との対戦でチョークスリーパーされているなか、
前田日明さんのタオル投入により負けを喫しかけたところですが、
これは明らかに決まっていないと両選手の申し出からノーコンテストとなっており、
現在でも再戦が待たれています。
朝倉未来のYouTuber歴
朝倉さんは2019年5月23日にYouTubeデビューを果たしました。
続く6月25日には弟の海さんもYouTubeをスタートさせ、
兄弟YouTuberとなりました。
兄・未来さんは自ら脚本、構成を練っており、
チャンネル開設1週間、動画投稿たった4本の時点で
チャンネル登録者数が3万人越え!
2020年8月には130万人に達しています。
最初の1カ月で400万円を稼ぎ、初期投資費用100万円(カメラ代など)を
回収してしまったというのですから、もう色々と驚きすぎて言葉がありません。
多くの格闘家YouTuberが存在する中、朝倉さんの切り口はちょっと違っています。
世の中、日常の食事やトレーニングといった格闘家あるあるを求めている人ばかりではない。
むしろ自分は「YouTuberが実は格闘家だった」というコンセプトからのスタートだった
とインタビューでも語っています。
そんな中でも、格闘技というスポーツを広く理解して欲しいという気持ちも伝わってきます。
朝倉未来さんはトレーナーの仕事をしながら、プロの格闘家としての練習を行い、
それ以外の時間をYouTuberとしての活動や読書の時間に充てているそうです。
彼のクリエイティブな感性と闘争本能が、
格闘家とYouTuberとしての自分を両立させているんでしょうね。
戦っている姿からYoutuberとしての朝倉未来さんを見ていると、
非常に柔軟な思考と鋭い感性を持つ頭の回転が極めて早い人だと感じる方が多いのではないでしょうか。
話し方も落ち着いていて浮ついた感じもせず、自信に満ち溢れており、
そんな彼が企画から構成、編集までも携わっているYouTubeがとにかく面白いんです。
人気動画
- 「街の喧嘩自慢にプロ格闘家がスパーリングを申し込んだらやるかやらないのか」
- 「道で突然ヤンキー集団に絡まれたらどうするのか」
など、ご覧になっていない方は是非一度見てみてください!
著者個人としては「【腹筋崩壊】過去のけんか相手達と笑っちゃいけないBBQしてみた」
でまさしく腹筋崩壊しました・・・笑
朝倉未来とは?戦績や格闘家YouTuberを両立できる理由は?まとめ
いかがでしたか?
格闘技やYouTubeにうとい著者ですが、
今回朝倉未来さんのことを調査してみてすごく興味が沸いて来ました!
人は学歴や過去の行いで他人を色眼鏡で見てしまうことがありますが、
こうして才能を発揮している方を見るとすごく刺激になりますね。
格闘家兼Youtuberとして探求し続ける朝倉未来さんを支える力の源は何なのか?
家族でもない。
弟ともそこまでベタベタ仲が良いわけではない。
誰のため?
自分のためです。
著者が様々な動画やインタビューを見る中で感じたのは、朝倉未来さんは普通の人に比べて
「誰からも指示されたりしたくない」
「自由でいたい」
という欲求を強く感じました。
幼い頃は誰もが持っているこの欲求ですが、
特に日本では「みんなと一緒」を強制され、削られていき、
社会に出るころには「みんなそうだから仕方ない」と諦めていきます。
しかし、朝倉未来さんはそこを諦めていない、もはや日本社会の構造と戦っているような構図となりますが、
この自由への渇望が強い原動力になっているのではないでしょうか。
長くなってしまいましたが、これからも朝倉未来さんを応援したいと思います!
あなたも是非、朝倉未来さんに注目してみてくださいね。
きっと退屈な日常と現在の自分の感性に刺激があるはずですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。